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交通ニュース

  • ソウル地下鉄2号線ICT基盤「スマートステーション」構築予定

  • ソウル市総合ニュース SMG 1,459

    2018年4月からソウル地下鉄5号線のクンジャ駅で試験的に運営していたスマートステーションを2号線の各駅にも本格的に導入する。ソウル交通公社は2号線の50か所の駅を対象に、駅構内の情報を分野別にそれぞれ管理している現在のシステムに代わり、情報通信技術(ICT)を基盤に統合管理する「スマートステーション」を2020年3月まで導入する予定だ。2018年スマートステーションをクンジャ駅に試験的に導入した結果、駅構内の巡回時間を平均28分から10分に短縮、緊急事態発生時の対応時間も平均11分から3分に短縮するなど、安全と運営の効率性において優れた結果が得られたことから「スマートステーション」を他の駅にも拡大することにした。 スマートステーションを導入した場合、3Dマップ、IoTセンサー、知能型監視カメラなどが有機的に機能し、一つのシステムで駅構内の保安・災害・施設・カスタマサービスなどの分野を統合的に管理できる。3Dマップにおいては、駅員が駅構内を3Dで観察でき、火災などの緊急事態が発生した場合、これまでの平面形マップに比べ、位置や状況をより正確で立体的に把握でき、迅速な対応ができるようになる。 また知能型監視カメラにおいては、200万画素以上の高画質に人物識別機能が搭載されており、制限区域内に侵入者がいる場合や駅構内に火災などが発生した場合、リアルタイムで現場の状況が観察できる。さらに地下鉄駅構内を3次元の表現で観察できることから駅構内に設置された監視カメラの画面を通じてバーチャルパトロールも可能になる。

    ▲ クンジャ駅の3Dマップで監視カメラ、照明、空気質センサー、消防設備などの位置を立体的に確認できる。

    ソウル交通公社は、既存の統合モニタリングシステムを改良する方法を通じてスマートステーションを2号線に導入する。さらに車椅子を自動感知して駅員に知らせる機能を追加するなど交通弱者へのサービスを強化するとともに、駅員が駅の事務所の外にいても駅構内をモニタリングできるようモバイルバージョンも構築する。
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