韓国初のドーム球場であり、複合体育文化施設として2015年にオープンした「コチョク(高尺)スカイドーム」が2018年11月4日、オープン3周年を迎えた。3年間で計436回のスポーツ・文化イベントを開催し、累積観客数は332万人を突破した。
韓国野球100年間の歴史においてドーム球場時代の幕を開けたコチョク(高尺)スカイドームは、プロ野球団のネクセン・ヒーローズのホーム球場で、3年間で279回の試合が行われた。特に、雨が降ると雨天中止となる他の球場と違い、「雨天中止がない競技場」として多くの野球ファンから愛されている。2018年の夏は類を見ない猛暑だったが、選手と観客ともに涼しく試合を楽しめた。
スポーツの試合だけでなく、コンサートなどのイベントの際には、約2万5千人まで収容可能な大規模な公演場に変身する。ケイティ・ペリー(Katy Perry *2018年5月)やサム・スミス(Sam Smith *2018年10月)など、世界的なアーティストの来韓公演が行われ、2016年と2017年にはBTS(防弾少年団)のファンミーティングやコンサートが相次いで開催された。また、WannaOneやEXOなどK-POPスターのコンサートも完売を記録し、「公演文化のトップ会場」として位置付けられた。
コチョク(高尺)スカイドームの所在地はクロ(九老)区キョンインロ430で、地下2階~地上4階、延べ面積83,476㎡規模の完全ドーム(Full-Dome)の形で建てられた。野球場の規模は国際公認規格(1・3塁左右区間:99m、中央区間:122m、フェンスの高さ:4m)で建てられ、グラウンドから屋根の高さは日本の東京ドームより5m高い67.59mだ。観客席は1階から4階まで合わせて計1万6,813席であり、コンサートなどのイベントの際には約2万5千人まで収容できる。