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[2015] 市長挨拶

  • 不可能を可能に、 絶望を希望にしていく夢を抱きましょう!

  • [2015] 市長挨拶 SMG 1,357

    2015学年度ソウル市立大学校新入生入学式

    日付 2015年3月2日 | 場所 ソウル市立大学校大講堂

    ソウル市立大学新入生の皆様! そしてご家族の皆様! こんにちは。お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。新入生の皆様、ソウル市立大学へのご入学を心よりお祝い申し上げるとともに、大変歓迎いたします。これまで受験生並みに、もしかしたらそれ以上に必死で受験生のお世話に余念がなかったご両親の皆様も、大変ご苦労さまでした。本当にご心配だったのではないかと思います。本日この瞬間のために様々な困難を乗り越えてこられた皆様にお会いすることができて、本当に誇らしく感心します。

    先にウォン・ユンヒ新任総長からもお話がありましたが、我がソウル市立大学は公立大学です。そのため他の私立大学とは異なり、社会の公共部門に対する格別な責任感を感じざるを得ません。そのため実力があり、人格も優秀な学生を選抜しなければならないという強い使命感があります。皆様もこの点をしっかりと念頭においていただき、自負心と責任感を持って、学校と社会の発展のためにこれからも精一杯邁進していってください。

    私は、ソウル市長に就任する前から、個人的に大学入試制度に格別な関心を持っていました。そこで、市長に就任して間もない2012年に半額登録金を施行し、2014年と2015年には大学の教授陣や外部専門家、学生のご両親などで構成された「入学制度改善企画団」を通じて、入学制度を一つずつ改善しています。

    同時に、受験生と受験生のご両親の負担を減らし、優秀な成績はもちろん素晴らしい人格を持つ学生を選抜できる方向へと展開しています。このようなソウル市立大学の改善案などは、現政府の入試政策にもかなり沿ってきています。これは教育部が入試政策を設ける際に、ソウル市立大学の選考案が政策決定に大きく影響を与えているためです。なので、政府の入試立案の標準モデルになっているソウル市立大学の入試案に、大きな自負心を持ってください。

    新入生の皆様、学業も重要ですが、私は何よりも「夢に向かって大胆に挑戦する」皆様の姿を期待しています。夢に向かって挑戦するのは、皆様だけの特権と言っても過言ではありません。

    最近、「5放棄世代」という言葉が流行していると聞きました。厳しい就職難のために「恋愛」、「結婚」、「出産」、「マイホーム」、「人間関係」まで諦めたとの意味だそうですね? また達観世代(さとり世代)という新造語まで登場していますが、今の時代を生きている若者たちが、どれだけ厳しい生活を送っているかをもの語ってくれるようで、悲しく重い責任感を感じざるを得ません。

    ですが、私は本日皆様の姿を見て、大きな希望を感じました。人生を1日に例えると、皆様は昇り始めた「朝の太陽」のような存在だからです。皆様は朝の太陽がどれだけ玲瓏で、どれだけ希望に満ちているかよくご存知ですよね?

    私は、「世の中は夢を見る人々のもの」という言葉をよく話します。人生には幾多の苦難と挫折がありますが、苦難と挫折を乗り越えるためには、何ものにも屈しない「夢」と「希望」の力が必要だからです。夢があれば希望があり、希望があるところには幸せが芽生えるものです。

    皆様、いくら辛く厳しくても「夢」と「希望」は絶対諦めませんよね? 何よりも私は、皆様が「成功した人生」という社会的な基準によって皆様の人生を評価するより、「価値のある人生」を夢見ながら熱情を持って生きていただければと願っております。

    私が大好きで尊敬する俳優は、「オードリーへプバーン」です。「ローマの休日」という映画に出演した有名な女優です。彼女は有名な女優でありながらユニセフ親善大使としても活動し、世界のいろんなところで困難な生活をしている人々のための救護活動と、社会貢献活動を行ってきました。そんな彼女が、次のように言いました。「何事も不可能ではない。その言葉自体がそう語っている。私は可能だ(I’m Possible)と」。

    皆様、「不可能」を「可能」にしていく力、「絶望」を「希望」にしていく力は、皆様の挑戦と想像から出ます。果敢に挑戦し、想像したものを実行していく皆様の堂々とした姿、見せてくれますよね? 私をはじめとするソウル市やソウル市立大学の関係者、そしてご両親の方々にも、皆様の夢への努力に支援と配慮、激励を惜しまないつもりです。ソウル市立大学の一員になられましたことを、心よりお祝い申し上げます。皆様、愛しています。ありがとうございました。

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