– ソウル市の「歩きやすい幸せな街づくりシーズン2」開始、歩道のマンホールのデザイン化
– 鐘路区仁寺洞路を「マンホールデザインのモデルとなる街」に選定、デザイン市民公募の結果発表
– 優秀作品に「メドゥプ模様マンホール」を選定、8月中に仁寺洞路の57か所に設置予定
□ ソウル市のマンホールは「臭う施設物」というイメージを一新し、マンホール本来の機能を維持しながらも、地域の「趣と特色」を感じさせる親しみやすい形に生まれ変わる。同市は仁寺洞路(インサドンギル)を「マンホールデザインのモデルとなる街」に選定、今年6月1日から14日まで行われたマンホールデザイン公募の結果、「メドゥプ模様のマンホール」を最優秀作品に選んだと3日(月)に発表した。メドゥプは「結び目」という意味で、韓国の伝統的な飾り結びの工芸のことを表す。
□ これは、ソウル市が4月発表した「歩きやすい幸せな街づくりシーズン2」の一環として、市内歩道に歴史・文化・地域情報などがデザインされたマンホールを段階的に増やしていくもの。伝統と文化が息づく仁寺洞路をテーマにマンホールデザイン市民公募を行った結果、「手のひらのソウル(mediahub.seoul.go.kr)」に85人の市民から105の作品が寄せられた。その中からデザイン専門家で構成された審査委員会の審査を経て、4つの入選作品が決まった。
□ 最優秀作品として選ばれた「メドゥプ模様のマンホール」は、設置場所に合わせて再構成し、8月中に仁寺洞路の57か所に政策・設置される予定。
雨水マンホール | 上水道マンホール | 消火栓マンホール |
作品名 | 作品説明 |
仁寺洞、メドゥプで結ばれる | 過去、寬仁妨(クァニンバン)と大寺洞(テサドン)という二つの町が合併して仁寺洞(インサドン)になり、現在は世界と韓国を結ぶ場所となっていることから「連(繋がる)と結(結ばれる)」という仁寺洞の特徴を伝統工芸であるメドゥプで表現した |
□ また、ソウル市マンホールデザインへの市民の関心を高めるため、ソウル市都市安全本部ホームページ(http://safe.seoul.go.kr/safety)にマンホールページを開設した。マンホールに関する資料を載せる一方、興味のある人ならだれでもマンホール関連の最新情報などを共有することができる場を設けた。ソウル市歩道環境改善課のパク・ムンヒ課長は「今回の仁寺洞路のマンホールデザイン改善事業を通じて、今後小さくて重要ではないような施設物でも各地域社会の歴史的かつ文化的特色を表す文化的空間に生まれ変わることを期待している」とし「今後も地域的に歴史・文化など趣のある街づくりのために、デザイン市民公募などを通じてマンホールデザイン改善事業を持続的に拡大していきたい」と語った。
※ 添付:仁寺洞路事業区間の現状および整備計画
◇ 区間:仁寺洞路(安国洞十字路~鐘路2街十字路)
◇ 規模:幅10m、延長550m
位置図 | 現状写真 |
◇ デザイン改善の前後写真