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  • ソウル市の外国人労働者9万人…彼らのソウル生活は?

  • ソウル市総合ニュース SMG 3,816

    ソウル市在住外国人労働者は現在約9万人。彼らのソウル生活は。

    ソウル市が調査した結果、「お金をたくさん稼げる」(45.8%)という思いで韓国に入国、一日平均11時間働き、平均月収は189万ウォンであることがわかりました。

    ソウル生活には「やや満足」している一方、「就職情報、教育・支援施設」の充実を希望していることがわかりました。住み始めて間もない頃はコミュニケーションが困難でしたが、現在は90%が韓国語のコミュニケーションに問題がないと答えました。

    ソウル市は2014年12月、外国人労働者700人を対象に住居や労働、生活環境など11分野、93項目でソウル市在住外国人の生活環境に関する調査を実施しました。

    今回初めて実施されたこの調査は、ソウル市在住外国人の約4分の1を占める外国人労働者の生活実態と問題点を把握し、政策に反映させようというものです。

    現在、単純労働や装置・機械組立て、サービス、販売などに従事するソウル市在住外国人労働者は8万9,620人で、ソウル市在住外国人全体(41万5,059人)の22%を占めています(‘14年行政自治省外国人住民統計)。

    <ソウル生活総合満足度「やや満足」、一日の労働時間11時間、平均月収189万ウォン>

    まず、外国人労働者のソウル生活環境に対する総合満足度は5点万点の3.57点で、「やや満足」のレベルであることがわかりました。

    [ソウル市在住外国人生活環境総合満足度]

    具体的には、基本的生活環境満足度は交通 > 文化 > 住居 > 医療の順で「やや満足」(3.56点)、外国人関連生活環境満足度は受け入れ態度 > 支援施設 > 施設運営の順で「普通」(3.18点)でした。

    韓国に来た理由は、「お金をたくさん稼げるから」(45.8%)という回答が最も高く、一日平均の労働時間は11時間、平均月収は189.7万ウォンでした。月収の分布は、151~200万ウォンが47.8%、201~250万ウォンが24.8%、100~150万ウォンが15.3%、251~300万ウォンが7.0%でした。中国系韓国人など外国籍の韓国人の訪問就業者の月収(192.4万ウォン)が、タイやフィリピンなどから来た非専門職就業者(151.9万ウォン)よりも約40万ウォン多いことがわかりました。

    <一戸建て住宅、半傳貰(保証金2千万ウォン未満・1カ月の家賃20~40万ウォン)が最多 >

    住宅の形態は、「一戸建て住宅」(44.1%)、「連立・多世帯・アパート」(41.4%)、社員寮(6.2%)、マンション(6.2%)の順で、保証金のある月払い(63.7%)が最も多かったです。

    平日の余暇生活は「テレビなどの視聴」(54.3%)や「休養」(29.8%)、週末は「友人や親戚らとの交流」(33.4%)が多いことがわかりました。外国人労働者の10人中8人はこの1年間、ソウル市の文化・体育イベントに参加していないと回答しました。

    <健康保険加入率41.5%、未加入の理由…「高額の保険料」42.7%、「健康だから」16.7%>

    医療サービスでは、外国人労働者の健康保険加入率は41.5%と低く、未加入の理由は「高額な保険料」(42.7%)、「健康だから」(16.7%)でした。主に利用する医療施設は、「一般病院」(46.9%)、「薬局」(12.9%)、「宗教施設内の医療サービス」(5.8%)、保健所(4.6%)の順でした。

    一方、医療分野で外国人が不便だと感じることは、「高額の診療費」(45.5%)、「医療機関の情報不足」(28.6%)、「外国人専門病院などの不足」(26.7%)、「不十分な外国語サービス」(14.2%)の順でした。

    < 一番望むことは「就職」関連の情報・施設・教育、90%は韓国語でのコミュニケーション可能>

    インターネットの利用率は42.1%、ネット同好会やブログなどを利用する割合も28.4%と低い反面、88.3%がスマートフォン(インターネット可能)を所持し、SNSを利用する割合も70.0%と高いです。

    生活に必要な情報は「周囲の人」(64.4%)を通じて得る場合が最も多く、一番望んでいるのは「就職関連情報」(40.8%)でした。今後設置してほしい施設とプログラムも「職業教育」関連の内容が最も多かったです。情報を得るうえで不便なことは、「必要な情報が得にくい」(42.0%)、「情報が正確でない」(15.1%)、「最新情報なのか定かでない」(12.1%)などでした。

    [今後設置してほしい外国人支援施設と参加したいプログラム]

    ソウル市に住み始めたばかりの頃は「コミュニケーション」(46.2%)が一番大変なことでしたが、現在は外国人労働者のほとんど(90.1%)が韓国語でのコミュニケーションに問題のないことがわかりました。回答者の87.5%は韓国語の読解能力も高いです。

    他に大変なことは「偏見・差別」(40.1%)で、非専門職就業者は住み始めて間もない頃と同様に、現在も「コミュニケーション」(26.0%)を挙げています。

    大変なときに力になってくれる人は「韓国在住の同国民」(35.7%)、「配偶者」(28.8%)の順で、主に「対話と精神的慰め」(46.9%)でした。

    「滞在期間延長を希望するか」という問いに対し、92.7%が「希望する」と答え、そのうち78.9%が3年以上の延長を希望しました。

    「ソウル市在住外国人に最も必要なソウル市の政策は」という問いに対し、「住居や医療など基本的な生活安定政策」(29.2%)、「早期定着教育(韓国語教育など)と相談」(25.0%)、「雇用支援政策」(22.8%)を挙げました。

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