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文化/観光ニュース

  • VIP 1950-60:ヴィンテージ写真

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    ソウル市立北ソウル美術館は、明知大学韓国写真史研究所(The Research Institute:The History of Photography)とソウル市立美術館の所蔵品の中から、1950~60年代の写真100点余りを公開する「VIP1950~60:ヴィンテージ写真展」を開催します。同展示の狙いは、1950~60年代に活動していた韓国の現代写真界の主要写真家(VIP)6人の写真作品(Vintage In Photography)などにスポットを当てることで、韓国の現代写真史の流れを.眺望することです。 VIMG
    • 展示期間: 2014年6月10日~2014年10月12日
    • 展示会場 ソウル市立北ソウル美術館写真ギャラリー1・2
    • 展示時間: 平日10:00~20:00 /土・日曜日・祝日10:00~19:00 /毎週月曜日休館
    • ドーセント実施時間: 一日2回 午前11時 / 午後2時(秋夕の連休を除く)
    • お問い合わせ: (☎ 02- 2124-5271)
    1950~60年代は、韓国社会にとっても写真界にとっても変化の時期でした。国家独立と朝鮮戦争という激動期が過ぎた時代的状況は、現実を反映した生活主義リアリズムを生み、物事の本質にアプローチして独自の世界を追い求める動きも現れました。そうしたテーマと表現方式から展開した様々な実験は、韓国の現代写真のカテゴリーを拡張するきっかけとなりました。 同展示は、写真ギャラリー1・2で行われ、それぞれ「韓国写真史研究所コレクション(RIHP Collection)」と「ソウル市立美術館コレクション(SeMA Collection)」で構成されています。「韓国写真史研究所コレクション」で紹介されるヴィンテージ写真家のヒョン・イリョンさん、イ・ヘソンさん、イ・ヒョンロクさんは、当時の画一的なリアリズム(realism)や絵画主義(pictorialism)の傾向にとどまらず、写真の記録性と造形性の間のバランスを示しています。 「ソウル市立美術館コレクション」では、1950~60年代の韓国、特にソウルでの暮らしをありのままに収めたハン・ヨンスさん、ホン・スンテさん、チュ・ミョンドクさんの作品が展示されています。記録という写真の固有性に基づきつつ、絶えず人間的な視線で見つめていた彼らの作品は、当代の韓国社会及び暮らしの断面と変貌を収め、リアルな現場の雰囲気を伝えています。 また、当代の写真界の動向がわかる月刊誌や参加した写真家の展示リプレットなども展示されており、1950~60年代の写真家らの活動とその背景について理解を深めることのできる構成になっています。 1950~60年代は、記録と選択という写真固有の属性に対する複合的な実験が行われ、韓国の現代写真における転換期となった時期でした。「VIP1950~60:写真展」は、1950~60年代の痕跡を振り返り、それぞれの作品に込められたVIP6人の様々な視線と創作の世界を共有する機会になることでしょう。