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[2014] 市長挨拶

  • 600年間の時間、 ハニャン(漢陽)都城の歴史を一堂に

  • [2014] 市長挨拶 SMG 1,005

    ハニャン(漢陽)都城博物館開館式

    日付 2014年7月31日 | 場所 トンデムン(東大門)城郭公園内デザイン支援センター

    皆様、こんにちは。ソウル特別市長のパク・ウォンスンと申します。ハニャン(漢陽)都城のナッサン(駱山)区間が始まるこの城郭公園で、皆様と一緒にハニャン(漢陽)都城博物館の開館をお祝いできて、本当に嬉しく思っています。

    世界有数の都市の中で、ソウルのように都心のすぐそばに都城がある都市は、あまりありません。東西洋のいずれも元々は都城と都市が一体でしたが、急激な都市化が進むにつれて、ほとんどの都市から都城が消えていきました。北京、東京、パリ、ローマなどの都市の場合も、ソウルのように都城は残っていません。ソウルに都城が残っている理由は、ハニャン(漢陽)を囲む四つの山に沿って都城が築造されたからです。

    ハニャン(漢陽)都城は自然環境と一体となった大切な歴史遺産であり、魅力的な都市景観要素であります。また、非常に立派な市民の探索路でもあります。本当にソウルの自慢と言えますよね?

    しかし、そのようなハニャン(漢陽)都城も、昔の姿のままではありません。日本による植民地時代に近代化の名目で破壊され、朝鮮戦争の混乱期にもまた破損され、その後は復元の名目で本来の姿をかなり失ってしまいました。本当に残念なことです。

    そのため、私は市長になると、すぐにハニャン(漢陽)都城をソウルの生きている象徴、ソウルの自慢として作ることを本格的に始めました。ソウルの歴史性を生かして守るための「歴史都市ソウル作り」総合計画を策定し、ハニャン(漢陽)都城の真の保全に向けて大きな原則を立て、一つずつ実現しています。

    都城の原型を維持・保全する一方、途切れた都城の区間をつないで、都城にまつわる話をストーリーテリングして観光資源化し、都城に隣接している村と一緒に手入れをする事業を始めました。このようなことを総合的にコントロールするハニャン(漢陽)都城都監も新設しました。

    しかし、このすべてのことをソウル市だけの力で成し遂げたわけではありません。民間の専門家、市民団体、地域住民の皆様と一緒に力を合わせて成し遂げた結果であり、これからのすべての取り組みも民と官が一緒に続けてまいります。

    本日開館するハニャン(漢陽)都城博物館も、このような努力の一環です。ハニャン(漢陽)都城博物館は、都城を訪れる人々にハニャン(漢陽)都城の過去と現在、そして意味と価値を教えてくれると思います。

    600年の時間、全長18.6kmの空間のすべてを一つの小さな博物館に収めることはできませんが、ハニャン(漢陽)都城博物館を一つの中心拠点として、都城に沿ってくねくねと続く区間の物語をまとめた案内センターを、一つずつ建設してまいります。そのため、私はソウルのヘファ(恵化)洞のソウル市長公館を空けました。これからはこのナッサン(駱山)を皮切りに、イヌァンサン(仁王山)、ナムサン(南山)の裾にも都城案内所を設けます。

    ソウルの新しいランドマークを建設するのもいいですが、私たちが持っている隠れた宝物を探して守り、手入れをして私たちの暮らしに生命力を吹き込むこと、生き生きと生きている名所として作りあげること、これも価値があって重要なことです。ハニャン(漢陽)都城博物館の開館により、その価値のある作業にさらに取り組んでまいります。

    都城博物館の開館に至るまで頑張ってくださったソウル歴史博物館の関係者の皆様の苦労を称えます。本当にお疲れ様でした。これからもハニャン(漢陽)都城がソウル市民といつも一緒に共存できるように、絶え間ない愛情と努力をお願い申し上げます。この場にいらっしゃる皆様の関心と協力もよろしくお願い申し上げます。私も最善の努力を尽くしてまいります。最後にもう一度、ハニャン(漢陽)都城博物館の開館、おめでとうございます。ありがとうございました。

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