□ ソウル市と(株)韓火(ハンファ)損害保険が共同で、韓国最大の総合安全体験イベントである「ソウル安全体験ハンマダン」を汝矣島(ヨイド)公園の文化広場で4月23日(木)~25日(土)の3日間開催する。「ソウル安全体験ハンマダン」は、災害安全、火災安全、生活安全、交通安全、身の安全、ふれあいなど6つのマダン(場)で構成され、各マダンには78の多彩な安全体験コーナーと好奇心に応える情報コーナーが用意される。
□ 23日(木)午前10時~11時には、開幕を報せる「災害対応官民合同緊急救助総合訓練」が行われる。ソウル市や(株)韓火損害保険、永登浦(ヨンドゥンポ)区、永登浦消防署、警察など21の機関から約1,300人が参加し、ソウル市の朴市長も現場で市民と共に体験する予定。
□ 今回、韓火損害保険本社の(永登浦区汝矣大路56)で行われる訓練の重点事項は次の通り。大型・高層ビルで火災が発生した場合のゴールデンタイム内の初動措置および官民集団対応を目標に、消防車両や隊員が事前待機せず実際に出動することで臨場感を高めると同時に、災害拡散時のソウル市の段階別集団対応体系が実際に稼動して行政機関間協業体系を構築するなど、実践さながらの訓練を展開する予定だ。また、ビルの入居者や関係者など約1000人の市民が避難するなど、リアルな防災教育の機会になると思われる。
□ 特に、今回の訓練には日本、モンゴル、台湾、べラルーシなど4ヵ国の消防隊員20人が参加するため、国際都市ソウルのプレゼンスに相応しい「国際合同消防訓練」としての特別な意味をもつ。
□ 今年で9回目になる「ソウル安全体験ハンマダン」は、2007年「119大祝祭」に始まり、毎年約8万人もの子どもや青少年、家族ぐるみでの訪問があるほど名実共に国内最大の安全体験行事として位置づけられている。
□ ソウル市クォン・スンギョン消防災難本部長は、「実際の災害現場では長年経験を積んだ消防隊員でも負傷することがあるほど危険要素があらゆるところに潜んでいる。それだけに、普段から市民を対象とした安全体験教育を繰り返し、災害対応能力を培うべきだ」とし、「数日前、ソウル市江西(カンソ)消防署で心肺蘇生法を学んだ小学生が、教育を受けた直後に50代の男性を助けた。このような美談が今回の体験行事を通じてまた現れることを期待する」と述べた。
※添付:関連写真、会場配置図などの参考資料
□ 安全体験の現場写真
渓谷横断体験
緊急脱出(緩降機)体験
□ 官民合同緊急救助総合訓練(開幕訓練)の訓練場の写真
用途:業務施設/階数:地上27階、地下7階/延べ面積:59,640㎡/高さ:134m