- キャリア断絶女性の雇用プロジェクト「ウーマンアップインターンシップ」第2期、4/1(金)スタート
- 第1期生の公共機関体験に続き、第2期は民間企業で職業体験を実施
- オ・セフン市長と懇談会…インターシップ生や企業が参加、参加企業とMOUも締結
- 第1期生の半数近く(29人)が公共機関や民間企業で再就職に成功
ソウル市はキャリア断絶で悩んでいる30~40代の女性が就職に成功できるよう、3カ月間のインターンシップの機会を提供する「ソウルウーマンアップインターンシップ」2期(76名)の選抜を発表した。
「ソウルウーマンアップインターンシップ」は、キャリアが途切れた女性が職業体験を通じて職務力量を強化し再就職に成功できるよう、公共機関や民間企業が連携し体験型実習機会を支援するプログラムのこと。オ・セフン市長の公約の一つである「キャリア断絶の女性への支援」の一環として、昨年9月から始まった。
特に、募集人数の4割を「時短」の形で選抜し、育児などでフルタイム勤務が困難な女性が労働市場へより参入しやすくした。
2021年度に選抜された第1期の参加者たちは、ソウル市傘下の公共機関でインターンシップを行っていたが、今回の2期生の場合、民間企業で3か月間働きながら再就職の準備に挑む。人工知能(AI)のような技術企業、モビリティ、マーケティング、流通など多岐にわたる有望分野の62社で働くことになる。
2期の76人は、PRマーケティングやデザイン、財務会計分野の資格を保有しているにも関わらず、妊娠・出産・育児などにより仕事を辞めざるを得なかった30~40代の女性たちで構成される。
市は、4月1日(金)午前11時ソウル市庁懇談会場で、オ市長をはじめ1・2期生、関連企業が参加する懇談会が開催された。オフラインとオンライン(ZOOM)を通じて、約100人が同時に参加した。
ソウル市は、1期インターンシップに参加した女性たちが就職に成功していることを発表した。62人の1期生は、46の公共機関でインターンシップを遂行し、そのうち全体の47%にあたる29人が職に就いている。
オ市長は「ソウル市長を務めていた10年前も『眠っている免許を復活させよう』事業を実施し、キャリアが途切れた女性の再就職を支援したが、10年後の今も女性が経験する雇用危機は相変わらず深刻である」としながら、「ウーマンアップインターンシップを通じて、キャリア断絶で悩んでいる30~40代の女性が、民間企業での現場実習を体験し、再就職に成功してほしい。今後もソウル市はそのような女性の為に、相談・教育・就業連携といった総合的支援を行うことで、キャリア断絶の防止に向けたワーク・ライフ・バランスの造成にも取り組んでいきたい」と述べた。