ソウル市は、ソウル美食100選の発表を皮切りに、9月16日から22日の7日間、ノドゥル島とソウル全域で「2023ソウル美食週間」を開く。
9月16日~17日の2日間、ノドゥル島で開かれる「ソウル美食マーケット」では、新しいトレンドを作っているソウルの味をテーマに、「発酵美食と韓国酒(16日)」、「ソウルのコーヒーを全部味わえるフェスティバル(17日)」が行われる。
市民だけでなく、外国人観光客も楽しめるように、発酵酒場ドーセントツアーやコーヒードーセントツアー(英語)も用意されている。スケジュールなど詳しい内容はソウル美食週間の公式サイト(tasteofseoul.visitseoul.net)で確認できる。
「ソウル美食アワード」は、9月17日にノドゥル島のライブハウスで開かれる。アワードには、ベスト100に選ばれた100人余りのシェフと国内外のメディアが出席。ソウルの美食文化を世界に発信し、ソウルのレストラン・シェフのプライドを高めるとともに、業界間の交流の場にする計画だ。
また、伝統市場と人気スポットのコラボレーション「ソウルマーケットダイニング」では、各伝統市場の美味しい店が市場の食材を活用したスペシャルメニューを披露する。
金南(グンナム)市場(Geumnamvin)、東廟(トンミョ)市場(Dongmyo Market)、馬場(マジャン)畜産物市場(Majangdong Tiger)、霊泉(ヨンチョン)市場(Brewery 304)、ソウル中央(チュンアン)市場(Johnandmark)、望遠(マンウォン)市場(Haejindwi)が参加する。
営業時間やお得な情報などは、ソウル美食週間の公式サイトで確認できる。一部の店は、ネットで予約も可能。
今年は、ソウルの老舗や街角の雰囲気を味わえる「ソウル美食ツアー」も行われる。広蔵(クァンジャン)市場、乙支路(ウルチロ)チ・メクストリート、益善洞(イクソンドン)などを回る「ソウル美食ナイトツアー」、ピンデトッと韓食デザートなど、様々な韓国のソウルフードを経験する「ヴィーガンにやさしい韓国料理旅(Vegan friendly Korean food tour)」、伝統市場で食材に触れながら直接韓国料理を作る「伝統市場料理旅」、鍾路の肉ストリートコースがある「コリアンバーベキュー」などがある。外国人のために英語にも対応。ソウル美食週間公式サイトで予約できる。
「ソウルレストランウィーク」は、「ソウル美食100選」に選ばれたレストランとソウルのホテル、レストランなど67の店が参加する。今回のソウル美食週間でしか味わえないスペシャルメニューや特典などが提供される。ソウルを訪れた外国人観光客もホテルのレストランでソウルスペシャルメニューを味わえる。
世界とソウルの美味しいコラボ「シグネチャーポップアップストア」では、ソウルの<Mosu Seoul>、<JUNGSIK>、<Mingles X Joo Ok>、<The Green Table>、<FRITZ COFFEE COMPANY>と、今年の世界のベストレストラン50で1位に上ったペルーのリマにある<Central>など、海外の有名なレストランが参加する。
ニューヨークの韓国料理ブームを巻き起こしている<Jua>、今年の世界のベストレストラン50で1位となったペルーリマにある<Central>、香港でモダンチャイニーズを手掛ける<WING>・<VEA>、バンコクの代表的な美食<Sühring>、日本でファームトゥテーブル(Farm to table)を実践しながら持続可能な美食を紹介する<villa aida>、長蛇の列が並ぶアメリカLAのブランチ<SQIRL>など、特別なテーマのポップアップストアは、美食週間でしか経験できないイベントである。
海外のシェフと韓国のシェフのコラボレーションは、互いに異なる文化と調理技術を組み合わせ、そこから生まれた口も目も楽しませるクリエイティブなアイデアを紹介する場になる。
「シグネチャーポップアップストア」が提供する新しい味の経験は、美食文化の発展につながる。また、シェフによる食文化交流を通じて理解とコミュニケーションを活発化することで、世界とつながるという点で大変意義深いと言える。
ソウル市のキム・ヨンファン観光体育局長は、「ソウルを訪れる観光客3000万人時代を迎えるにあたって、『美食』は重要な観光資源である。昔と今が共存するソウルの美食文化は、韓国と世界をつなぐ架け橋の役割を果たしている」とし、「国内外のグルメ好きと観光客に品のあるグローバル美食都市ソウルの食文化を発信し、ソウルの魅力を一層引き上げたい」と述べた。
添付1 2023ソウル美食週間イベントポスター
添付2 2023ソウル美食週間イベントスケジュール
添付3 参考イメージ