ソウル市は、毎週水曜日と日曜日、そして第2・第4金曜日を運休する個人タクシー「ラ」グループを8月1日(金)から導入することを決めました。
ソウル市の個人タクシーの「グループ制」は、タクシー運転手に休日を与え、運転手の過労を防止し、車両整備を徹底するなど、安全にタクシーを運行してもらおうと定められた制度(旅客自動車運輸事業法第23条第1項)です。現在、1978年から実施されてきた「カ」「ナ」「タ」(日本語の「イ・ロ・ハ」に当たる)の3つのグループと2012年から実施されている深夜タクシー(9グループ)に区分されています。
現在、個人タクシー4万9千台のうち、「カ」「ナ」「タ」グループそれぞれ1万5千台が、それとは別に深夜タクシー(9グループ)1797台が運行されています。
(単位:台、2014年5月時点)
合計 | グループ制車両 | 模範大型 (対象外) |
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49,382 | 計 | Ga | Na | Da | 深夜 | 1,967 |
47,415 | 15.565 | 14,761 | 15,292 | 1,797 |
ソウル市は、余暇活動への様々な欲求が日増しに高まっているにもかかわらず、従来のグループ制は「カ」「ナ」「タ」の順に3日に一度運休するだけで、個人タクシー事業者は同好会や宗教活動など毎週日曜日に行われる定期的な余暇活動に参加できなかったことを改めようと、業界の意見を聞き、特別グループ制を導入することにしました。
ソウル市が「ラ」グループへの参加を望む個人タクシー事業者を募集したところ、3グループ制よりも年に6~8日ほど多く運休することになるにもかかわらず、4760人から申請があり、その中から試験的に実施する3千人を選びました。今年末まで「ラ」グループを試験的に実施してその結果をモニタリングし、意見を反映して徐々に拡大していく計画です。