朝鮮王朝の太祖李成桂(テジョ・イ・ソンゲ)が民を守るために築造したが、多く毀損されていた18kmのソウル城郭が、2014年にはすべて復元される。
ソウル市は進行中の13.5kmの原型復元と並行し、6月からは道路や住宅が入り込んで原型復元が難しかった残りの5.127kmも、陸橋などを利用し、2014年までソウル城郭の全区間をすべて繋ぐと、5月18日述べた。
城郭の痕跡が残されていない区間まですべて繋ぐ今回の作業は、陸橋などを利用した方法や城郭方向表示物などにより完成する。これによりソウル市は世界唯一の城郭都市としての面貌を取り戻すことにある。ソウル市はソウル城郭の完全復元と連結を達成すると、ソウルの歴史と伝統が満喫できるコースを色々と開発し、観光名所化する計画である。
2014年まで世界唯一の城郭都市が再現されれば、2015年にはソウル城郭をユネスコ世界文化遺産に登録させるという目標も掲げている。
ソウル市は一つの円を描くソウル城郭を、内四山(北岳山(プガクサン)、駱山(ナクサン)、南山(ナムサン)、仁王山(インワンサン))と四大門(崇礼門(スンニェムン)、粛靖門(スクチョンムン)、興仁門(フンインムン)、敦義門(ト二ムン))を中心に城郭と周辺の名所をコース化する。さらに、城郭の区間を利用した様々な文化コンテンツを活性化し、「ソウル城郭の魅力を100倍楽しもう」企画も進める予定である。
ソウル市は道路はそのままにするが、600年の歴史が体験できるソウル城郭循環探訪ができるよう、城郭と探訪路を繋ぐ。そうすれば、過去と現在が共存するソウルの歴史文化教育および観光が多いに活性化することが期待される。