ビニールバッグを法律で使えないようにしている都市、ゴミ埋め立て場を庭園にした住民、細かいほこりを捕まえて空気を浄化する都市…。

    2011年10月27日、松坡区(ソンパグ)で幕を上げるリブコムアワード（LivCom Awards：The International Awards for Liveable Communities）住みよい都市賞本選に参加した環境にやさしい都市の面々だ。地球を守って住みやすい都市環境を作るための世界の環境にやさしい都市の成功の秘訣が、4泊5日間にわたって蚕室ロッテホテルで紹介される。

    1997年に設立され、今年で15回目を迎えるリブコムアワード大会は、環境的に活気に満ちて持続可能な地域社会づくりのために努力した都市の優れた事例と革新事例、指導力を評価し、表彰する国際大会。国連環境計画（UNEP）が認定した11あるパートナーシップアワードで唯一、世界中のあらゆる都市を対象とした権威ある大会だ。

    今年のリブコムアワード松坡大会は、歴代最多の37ヶ国、338都市が激しい予選を経てドバイ（アラブ首長国連邦）、アルバカーキ（米国）、ヨハネスブルグ（南アフリカ共和国）、ビルバオ（スペイン）、ボルドー（フランス）、ヘルシンキ（フィンランド）など26ヶ国、77都市が本選に進出した。

    松坡区は、2011年の松坡大会を実用的なグリーンコンベンションとして行うこととし、実務的な準備を終えた。不要なイベントは思い切って省略し、予算規模も従来の予想よりも40％近く減らすことに成功した。また、低炭素グリーン成長へのコンセプトを置いた行事らしく、IT技術を積極的に活用し、使い捨てのものや紙の生産を最小化する方向で大会を行う計画だ。

    授賞式は、大会最終日の31日午後7時、ロッテホテルクリスタルボールルームで晩餐会とともに行われる予定だ。松坡区は、大会のプレゼンテーション全部門を一般に公開し、住民誰でも見学できるようにした。 （問い合わせ：livcomawards.songpa.go.kr /☎2147-2100）

    また、2011漢城百済文化祭が10月28日から30日までオリンピック公園、石村古墳など松坡区一帯の主な歴史的拠点地域で3日間開催される。今年は2011リブコムアワード松坡国際大会の期間に合わせ、世界77都市の市長団をはじめとする世界的な来場者が訪れる伝統文化祭となる見込みだ。