ソウル市は12月9日、市庁の大会議室において「2011ソウルタウンミーティング」を開催した。
この日の行事には、モンゴル、ベトナム、フィリピンなどからの留学生、外国人コミュニティ、外国人労働者、結婚移民者など、様々な国家、階層の外国人約100人が参加し、討論を行った。
朴元淳(パク・ウォンスン)市長は挨拶の中で「人種、宗教、国籍に関係なく、『皆がともに生きる都市、ソウル』という夢を実現するため、外国人の意見を受け入れ、コミュニケーションを図るよう努力していく」と述べた。
「ソウルタウンミーティング」は2000年から毎年1回開催されており、外国人の▴教育、▴医療、▴住居、▴交通、▴観光、▴文化など、ソウルでの生活に影響を及ぼす様々な分野に関する討論を行い、提出された意見の一部は市政に反映されるため、ソウルでの生活の満足度を高めるのに大変役立っている。
ここ5年間、外国人からの意見の76件のうちの17件が市政に反映されており、現在、△公的場所における禁煙区域を指定するための間接喫煙被害防止条例の制定、△伝貰・月貰取引通告システムの設置、△外国人が海外でも使えるデビットカードの発行、△外国人のための演劇・映画のインターネット前売りサイトの構築、△外国人の芸術同好会の活動空間の設置、△外国人の体育施設利用のための統一ウェブサイトの構築など、外国人支援事業が行われている。
とくに、今回のタウンミーティングはインターネットによる生中継(
http://tv.seoul.go.kr)、ツイッター、フェイスブックなどのSNSを通じて討論テーマに関する意見を聞くなど、直接参加できない市民や外国人ともコミュニケーションを取ることができた。