ソウル市の産業育成支援専門機関、SBA(ソウル産業通商振興院)は、ゲーム産業を育成するためにソウル市とSBAが制作費を支援した(株)ブルーペッパーのモバイルゲーム『ステッカー・シューティング・スター』と(株)サムジゲームズの機能性ゲーム『アラヌリ』の2本のゲームが、11月に発表された『2010大韓民国ゲーム大賞』にて2010年にサービスされた各部門のゲームの中で最も優秀なゲームと評価され、優秀賞を受賞する快挙を成し遂げたと明らかにしました。
2010大韓民国ゲーム大賞はオンラインゲーム部門、モバイルゲーム部門などに分かれ、それぞれ審査委員による審査やネチズンとゲーム記者団によるオンライン投票、ゲーム関係者による審査などを経て選定されました。
一般携帯電話向けのモバイルゲームとして制作された『ステッカー・シューティング・スター』は、ゲームにステッカー(シール)を自分で制作できるエディターを搭載し、ゲームのキャラクターや武器などすべてのリソースをユーザーがおもしろく創造的に作ることができるようになっており、斬新性が認められています。
一方、『アラヌリ』は、子どもの職業体験をテーマにした任天堂ゲームで、ソウル市が3年間にわたって支援している機能性ゲームのうち初めて商用化に成功したゲームです。子どもたちがゲームを楽しみながら自然に多様な職業を体験できるようにするという趣旨で開発したもので、面白さと教育という2つの要素を同時に実現させていることが高く評価されました。
ソウル市とSBAは、今回の大韓民国ゲーム大賞での成果を契機に、モバイルゲームや機能性ゲームなど政策的な支援が切に求められる従来の支援分野のほか、SNG(ソーシャルゲーム)やスマートフォン・ゲーム分野など、ニューメディアの浮上に対応するための支援を強化することで、ゲーム業界の新しい需要に対応し、産業の活性化を図って行く計画です。