2014年5月2日15時30分頃、地下鉄2号線2258号車と2260号車が追突する事故が発生した。この事故で乗客243人が負傷、消防隊員が出動して近隣の病院に負傷者を搬送し、事故復旧班が現場に緊急出動して復旧作業を行った。5月3日0時17分にダイヤが正常化した。
シンダン駅~サンワンシムニ駅(500~600R曲線区間)を68km/hで運行していたとき、駅に進入するために初期制動の状態で停留場に停車中の列車を120メートル前方で発見し、即時に非常ブレーキと保安ブレーキをかけたが、制動距離が短く、前方の列車に追突した。追突時の速度は15km/hで、非常ブレーキをかけてから停止するまでの距離は128メートルだった。
病院に搬送された人は249人で、手術予定患者は7人、負傷者のほとんどが軽傷で早期に退院できる見通しだ。
※外国人への韓国・自国での治療費の支給
(朴元淳市長訪問:2014年5月3日(土) 8:55~9:55、建国大学病院に入院中の17人をお見舞い)
○2014年5月4日(日) 出国予定の中国人患者に治療と便宜を提供
– 患者が望む場所(中国または韓国)で診療を受けられるよう支援
– 中国人通訳者を通じ、治療に満足していると感謝の意を表す
○ バーレーン人患者の韓国での手術と入院治療を積極的に支援
ソウル市は、2014年5月~7月(90日)にソウルメトロ(地下鉄1~4号線)や都市鉄道公社(地下鉄5~8号線)、ソウル市メトロ9号線株式会社(地下鉄9号線)など運営機関と合同で外部の専門家らと合同点検班を編成し、特別点検を実施する予定だ。
点検対象はソウル地下鉄全路線(1~9号線)で、主要点検内容は、①変電所の電力供給装置の異常の有無 ②電車線の磨耗と高さ・偏位の状態 ③車両制動・列車保安装置 ④列車の無線メイン装置と停留場の無線基地局 ⑤信号・列車制御システム、などだ。
区分 |
変電所 |
電車線 |
通信 |
信号 |
車両 |
1-9号線 |
95カ所 |
312.5 km |
列車無線通信 |
ATS, ATC, ATO |
3,614台 |