来年からSF映画に登場するような、未来の最先端モビリティがソウルの上空を横断する姿を見ることになる。ソウル市が2030年、UAM(Urban Air Mobility)の商用化を目指し、2025年上半期にヨイド(汝矣島)とハンガン(漢江)を中心に本格的な実証実験に入る。
ソウル市は11月11日(月)~12日(火)、ソウル市庁で「UAM・ドローン・AI新技術協力カンファレンス」を開き、UAM路線など具体的なロードマップを盛り込んだ「ソウル型都市航空交通(S-UAM)の未来ビジョン」を発表した。
ソウル型都市航空交通(S-UAM)のメリット
市は▴UAM運航の安全性の確保、▴公共交通と連携した立体の3次元交通システムの構築、▴ビジネスモデルなど世界競争力の確保、▴環境にやさしく・持続可能な未来の交通をリードするという目標を掲げて「ソウル型都市航空交通(S-UAM)の未来ビジョン」を完成させていく方針だ。
市は2025年に実証試験を開始し、2040年にはUAMネットワークの完成を目標に掲げ、産学官連携によるエコシステムの構築に取り組んでいる。特に、ソウル市は今回のカンファレンスを皮切りに、陸軍と「ソウル型UAMの導入」の初期段階から空域の管理、緊急対応システムの支援など、安定的な運航に向けて協力を続けていく。