ソウル市は2020年12月3日「国際障害者デー」を記念して、ソウル市公式キャラクターである「ヘチ(HAECHI)」を活用した障害への認識改善スタンプを2万人に先着順で無料配布する。
国際障害者デー(International Day of People with Disability)は、国際連合(UN)が指定した国際デーの一つで、毎年12月3日である。世界の障害者のリハビリと福祉の状態を点検し、障害者問題への理解促進および障害者が人間らしい生活を送る権利とその補助の確保を目的とした記念日である。1981年12月3日、第37回国際連合総会において「障害者に関する世界行動計画」が採択されたことを記念して、この日付となった。
ソウル市は2万人の市民が90日間、日常生活でカカオトークのスタンプを使用することで、障害への偏見を自然になくすべく今回のスタンプ無料配布イベントを用意した。
今回のスタンプ無料配布イベントは、ソウル市が毎年実施している障害への認識改善広報事業の一環として推進する。
ソウル市は、小さい頃から障害への認識改善の重要性を理解し、SNSでのコミュニケーションが多い児童・青少年が簡単に親しみを持って接することができるよう、スタンプの配布を障害への認識改善事業の一つとして推進することになった。
スタンプはソウル市公式キャラクターである「ヘチ(HAECHI)」を活用して制作し、16種類のスタンプには障害者の日常生活と感情を表現しながらも、障害者が経験する特殊な状況を溶け込ませた。
障害認識スタンプは12月3日午後2時から、カカオトークで「ソウル市」チャンネルを追加すると受け取ることができ、90日間無料で使用できる。
スタンプの制作過程で障害を持つ当事者の意見を反映し、障害への認識改善メッセージがきちんと表現されるように障害者福祉分野の教授、団体、福祉施設従事者、広報専門家などの意見を聞いて進めるなど、今回のスタンプ制作には多くの市民が参加している。
ソウル市は障害への認識改善事業の一環として2020年5月から7月まで、新型コロナウイルス感染症により疲れた障害者を癒やすため、「私たち、ここに、一緒に」手話リレーキャンペーンを行い、多数の芸能人・市民・学生らの自発的な参加を促す市民参加型の認識改善事業を推進している。現在は、オンライン動画コンテンツの制作および低学年を対象としたアニメーション教育資料なども制作中である。