ソウル市は、ソウルブランド
の民間の活用率を高めるため、『ソウルブランドガイド Ver.3.1』を発刊したと発表した。この『ソウルブランドガイド Ver.3.1』には、民間企業によるソウルブランド商品の開発において、ソウルブランドを気軽に活用できるよう、活用方法などを掲載しているほか、応用デザインや共同作業の事例などを収録している。
『ソウルブランドガイド Ver.3.1』は、「基本体系」「応用体系」「ソウルブランドの市民活用ガイド」の3つのテーマで構成されている。「基本体系」では
の価値・意味・規定のようなソウルブランドの基本となる内容と商品に適用できる多様なグラフィックデザインを提供している。
グラフィックデザインとしては
をアイコン、タイポグラファー、パターンなどで現わしたデザインや作家とのアートコラボデザインなどが掲載されており、特に2021年はクァンファムン(光化門)やNソウルタワーなどのソウルのシンボルを取り扱ったイラストデザインなどを追加した。
のイラスト・テーマビジュアルデザイン
ガイドに掲載されているアートコラボデザインを使用するときは、必ず作家名を表記しなければならない。また商業を目的として使用する場合、ソウル市ブランド担当者を通じて必ず作家と話し合わなければならない。
「応用体系」では、過去に掲載された各種グラフィックデザインをハガキやエコバッグなどの商品に適用した事例を紹介し、さらにソウルブランド商品化事業に参加した企業が商品のデザインに適用した実例を掲載している。
の作家アートコラボ
の作家アートコラボ
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グラフィックソース |
オブジェ |
ポップアート |
モーショングラフィックス |
「ソウルブランドの市民活用ガイド」では、ソウルブランドの使用承認の申し込み方法を紹介するなど民間企業のパンフレット活用性を高めた。ソウルブランド使用申し込みは「ソウルブランドウェブサイト(
brand.seoul.go.kr) > プロモーション > ソウルブランド使用申し込み」の順にアクセスして実行する。
は、社会的通念を守り、ソウルの品格を維持する範囲内で誰でも営利・非営利を目的に使用できる市民のブランドである。したがって民間でも多様に利用・参加して相互協力体制を構築していきたいと、ソウル市は願っている。
ソウル市は、ソウルブランドの拡大と民間企業の経済的付加価値の創出を支援するため、2019年度から運営している
「 パートナーズ」事業を「ソウルブランドパートナーズ」と改称・拡大して推進する計画だ。「ソウルブランドガイド Ver.3.1」は、ソウル市庁の各部署及び関連機関などにオンラインとオフラインで配布しており、さらにソウル市のウェブサイトとソウルブランドホームページに電子書籍版及び画像ファイルで掲載し、市民なら誰でも自由にダウンロードして使えるようにした。