3月31日に行われた世界最大規模の環境運動キャンペーン「アース・アワー(Earth Hour)」に参加したソウル市民(公共機関、民間施設、一般家庭など計63万余りの施設)が、約23億ウォン相当のエネルギーを節約したことから感謝状を受けることになった。
ソウル市の発表によると、10日(月)午後6時、主催側の「世界自然保護基金アースアワー(WWF Earth Hour)」世界本部の代表団が、市長執務室でソウル市民の代表として朴元淳市長に感謝状を伝達する。
アース・アワーは、「世界自然保護基金アースアワー」の主導の下、2007年にシドニーで始まり、その後全世界7大陸、135ヶ国、5,000ヶ所を超える都市で数十億人が参加した世界で最も大きい環境キャンペーンである。
世界自然保護基金(WWF)は、1961年9月にスイスを本部として設立された世界最大級の民間自然保護団体である。世界自然保護基金アースアワーは、2007年に「アース・アワー」行事を発足させた後に創立された国際本部である。現在、母体である世界自然保護基金と協力して国際環境キャンペーンを統括している。
今年の「アース・アワー」行事は「60分間明かりを消して地球を休ませよう」というテーマで進行された。ソウル市の場合、緑莎坪(ノクサピョン)駅の駅舎内で、市民が温室ガス減縮の必要性に共感できるような様々な参加イベントを同時に進行した。25の自治区では大型の建物などを直接訪問して「アース・アワー」への参加を呼びかけた。また朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長も「アース・アワー」への市民参加を促すために自ら動画製作に参加した。その映像は、WWFホームページやSNSなどで広報用として活用された。
世界自然保護基金アースアワー(WWF Earth Hour)世界本部は、ソウル市の全面的な支援と市民の情熱的な参加で類例のない成果をおさめたと訪韓の理由を述べた。
朴元淳ソウル市長は「アース・アワー」を通じて省エネや地球温暖化の予防などの気候変化に対処するため、2013年度にも積極的に協力する」と述べ、「ソウル市の積極的な市民参加の事例が全世界的に拡散し、大勢の人々がキャンペーンに参加することを期待する」と語った。