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文化観光

  • 韓流とカンナム(江南)スタイル、韓流スター通り-カロスキル

  • 文化観光 SMG 4,495
    • チョンダムドン(淸潭洞)、アックジョンドン(狎鴎亭洞)に形成された「K-star road」、韓流の影響で外国人観光客が多く訪問
    • ソウルで韓流スターにまつわる思い出を一番作りやすい街として注目され、脚光を浴びる
    • 700メートルのカロスキルに並ぶ異色のカフェと「韓国のファッション発信地」…韓流スターの行きつけの街
    • カロスキルの裏通り「セロスキル」も最近ホットな人気スポット…グルメで有名、外国人も多く訪問

    ロンドンのアビー・ロードにはビートルズが、ローマのスペイン広場にはオードリー・ヘプバーンの思い出があり、世界の多くの人々が訪れる。スターが作った世界の名所である。

    ソウルにもある。韓流が世界中の若者を熱狂させていることを受けて、このほどソウル市はチョンダム(淸潭)とアックジョン(狎鴎亭)一帯に、韓国版アビー・ロードともいえる特別な空間を作った。韓流スター通り(K-star road)である。

    外国人がソウルで韓国スターにまつわる思い出を一番作りやすいのは、韓流スター通りとカロスキルだ。

    K-ROAD

    世界の人々に印象付ける「K-ROAD」、韓流スター通り

    中国の韓流スター、チャン・ナラやKARAのハン・スンヨン、2PMのテギョンのハンドプリントがある場所、カンナム(江南)韓流スター通り。

    海外のファンはこの街のカフェに足を運んでスターの情報を入手し、運が良ければ芸能人たちを見かけることもできる。

    韓流通りがあるところは、地下鉄アックジョン(狎鴎亭)ロデオ駅一帯。ここにはJYP、SMエンターテインメントに加え、キューブ、FNCなど様々な芸能事務所があり、芸能人たちが食べて、寝て、生活する空間であるため、カフェに座っているだけで芸能人たちを見かけることができる。

    SMエンターテインメント

    また、周辺は観光客のためのインフラが充実している。百貨店を筆頭に多くの衣料品店があり、文化生活ができるギャラリーも多い。ここで韓国のトップスターと彼らが消費するファッションスタイルを共有できるという点が、海外ファンを呼び込む秘訣となっている。

    韓流スター通りは、2014年3月から整備が始まった。「K-ROAD」という都市ブランディング・プロジェクトの一環で、チョンダムドン(淸潭洞)とアックジョンドン(狎鴎亭洞)一帯の約1キロメートルの区間に位置している。

    また、スターの思い出のある名所、行きつけのグルメ店など計48の「ストーリー売場」が指定され、観光客のためにわかりやすい鳥の形のシンボルマークが付いている。所々ににフォトゾーンベンチがあり、カンナム観光センターとストーリー売場にはガイドブックが配置されている。

    ここのカンナム(江南)観光情報センターには韓流にふれる韓流体験館がある。タッチスクリーンを通して韓流スターの未公開映像を見ることができ、韓流ドラマに出た衣装を試着することもできる。

    シンサドン(新沙洞)カロスキル

    「韓国のファッション発信地」カロスキル

    1989年に仏ファッション教育機関エスモードが設立され、91年にソウルモードファッション専門学校が開校すると、周辺にはデザイナー志望者と留学組デザイナーが集まった。

    「韓国のファッション発信地」カロスキルはそうして誕生した。

    1982年にチョンノ(鐘路)のイェ画廊が移転し、カンナム初の商業画廊をオープンさせて以来、カロスキルは「芸術家の街」と呼ばれてきた。セレクトショップやポップアップ・ストアが多く、フリーマーケットも頻繁に開かれ、良い商品を安く購入できる機会もある。

    行き交う人々さえもシックなオシャレ上級者に見えるシンサドン・カロスキルは、旅行に行かなくてもエキゾチックな魅力が溢れる韓国のショッピング観光名所である。3~4年前から、企業銀行シンサドン支店からシンサドン住民センターに至る約700メートルの通りが商店で飽和状態になり、カロスキルを横切る裏通りに異色のカフェや店が一つ二つでき始めた。若者や観光客に支持され、横(カロ)に縦(セロ)に拡張しているファッションの街である。

    異国の雰囲気が漂うお店の全景

    カロスキルがファッション発信地であるのに対し、裏通り商圏の全盛時代をもたらしたセロスキルは、いま浮上する人気スポットである。

    セロスキルは3号線シンサ(新沙)駅8番出口を出て、トサン公園を中心に続くカロスキルの両側の通りに沿って散在している道である。セロスキルという名前には2つの由来がある。道が狭いため漢字の「セ(細)」から由来したという説と、カロスキルに対比する意味で「カロ(横)」の反対語(セロ:縦)という説がある。「ショッピングはカロスキルで、食事はセロスキルで」という言葉もあるほど多くの人々が訪ねる。

    スペイン料理で有名なカロスキルの店

    2013年からデザイナーや芸術家たちが高い賃貸料のためカロスキルを離れ、奥のセロスキルに集まり、新しい商圏が形成された。小規模のアートショップや工房など、本来のカロスキルの芸術家通りの性格をセロスキルが受け継いでいる。若者の聖地らしく、この街のグルメもSNSの口コミで有名になっている。

    韓流通りと同じくスターの行きつけの街で、外国人も多く訪ねるカンナムの名所である。