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    韓国に来たら必ず乗ってみるべきソウル地下鉄

    世界最大規模の旅行情報サイト、トリップアドバイザー(TripAdvisor)は、2016年に「世界中の国で観光客が必ずしてみるべきたった1つのこと」を紹介して、韓国を訪れたらソウル地下鉄に必ず乗ってみるべきと示した。ソウル地下鉄の魅力は何か、ソウル地下鉄を利用した外国人が満足したサービスや印象深く感じた施設を紹介する。

    《先端ITサービス》

    ソウル地下鉄の交通カードシステムは、数多くの国にベンチマーキングされている。実際にソウル市は多くの国と都市に交通カードシステムを輸出した。2016年にはスペイン経営大学院が発表した全世界都市発展度評価で、ソウルが都市交通分野において1位を占めている。

    ソウル地下鉄は、運営会社や路線に関わらず1つの交通カードで全て乗り換えが可能で、料金精算も一度にできるのが長所である。利用区間を超過して交通カードの残額が不足した場合も、ゲート周辺に設置されている無人精算機ですぐに精算できる。

    観光スポットについての情報やマップを探していることが多い外国人観光客にとって、ソウル地下鉄が提供しているWi-Fiサービスはとても満足できるものである。BBCでは、ソウル地下鉄の4G基盤Wi-Fiサービスを世界最高のシステムとして評価した。米国放送CNNも、ソウル地下鉄の無線インターネットサービスを世界で最も素晴らしい地下鉄システムとして紹介したことがある。

    また、他にも外国人が驚くソウル地下鉄のITサービスとしては、3~4駅前からリアルタイムで列車の到着情報を知らせてくれる電光掲示板が挙げられる。

    《高いエレベーター設置率》

    ソウル地下鉄は、エレベーターを利用してプラットフォームから出口まで行ける駅が全体の88%に達する。これは、ロンドン地下鉄の3倍を超える水準である。ソウル地下鉄は、現在11駅にエレベーターを追加設置中で、今後、昇降バリアフリー施設の設置率は一層高まる見通しである。

    《快適な冷暖房システム》

    外国人が特に印象深く感じた点は、ソウル地下鉄が備えた細やかな冷暖房施設である。ニューヨーク在住のパラッシュ・ゴッシュ(Palash ghosh)氏は、オンラインニュース「インターナショナル・ビジネス・タイムズ」の寄稿で「ソウル地下鉄は座席が布で覆われているが全く損傷がなく、冬には座席が暖房される点に驚いた」と述べている。

    《便利な外国人案内システム》

    ソウル地下鉄は、外国人も地下鉄を利用するにあたり不便がないよう、多言語案内システムを設けている。地下鉄のチケットを購入するための1回用交通カード購入機には、韓国語以外にも英語、中国語、日本語の案内を選択することができる。全ての列車では、韓国語の案内とともに英語の案内放送が流れ、72駅の主な乗換駅と終点駅では、中国語と日本語の案内放送も流れる。ソウル地下鉄は、毎年2回英語、中国語、日本語が併記された外国人用路線図を制作し、277駅全駅の案内センターに備え付けている。

    《プラットフォームのホームドア》

    米国のニュースサイト「ビジネスインサイダー」は、2015年12月の記事でソウル地下鉄に設けられた最新施設に多くの関心を示した。このサイトは、騒音と安全事故の減少効果が高いプラットフォームのホームドアをソウル地下鉄の代表的な施設として紹介した。ソウル地下鉄のプラットフォームホームドアは、2009年に全駅設置が完了し、騒音度は設置前に比べて7.9%改善され、暖房費用は36%もの削減効果を発揮した。