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文化/観光ニュース

  • 開館10周年を迎える「DDP」、2023年過去最高売上高・最多入場者数を達成

  • ソウル市総合ニュース SMG 986
    • 3月、開館満10周年となる「DDP」、昨年の2023年に過去最高の実績…2024年の貸館率すでに70%超
    • 2023年の総売上高(166億ウォン)、稼働率(74%)、財政自立度(105%)など最高記録
    • 入場者数も最多1,375万人…ソウルの文化・観光競争力を高めるランドマークとして定着

    宇宙船を思わせる流線形の外観で、2014年ソウルに「革新的建築物の時代」を切り開いたDDP(トンデムン(東大門)デザインプラザ)が、2024年3月に10歳を迎える。これまでDDPは名実ともにソウルを代表する展示・イベント施設として定着しており、2023年は過去最高の実績を達成した。

    DDP(トンデムン(東大門)デザインプラザ)の運営を手掛けているソウルデザイン財団は、2023年、DDPの開館以来最多入場者数および最高稼働率・営業収益を記録したと発表した。2024年度の貸館予約率が70%を超えていることから、財団は2024年もDDPの好調が続くものと期待している。

    コロナ禍の収束後、2023年のDDPの総売上高は166億ウォン、稼働率は74%を達成しており、カンナム(江南)のCOEX(75%)に続き、韓国の貸館施設のうち最高水準の稼働率を記録した。これらの数値は、補修期間や休業日を除いて1年中展示場が利用されていたことを示している。

    DDPはこうした記録を背景に、2023年に施設運営自立度105.9%を達成した。収入の増加は「ソウルライト」などの独自企画コンテンツへの投資につながり、その結果入場者数がさらに増加するという好循環構造を作った。

    開館10周年を迎えるDDPは、年間1000万名以上が訪れるソウルの名所として定着している。特に、2023年には毎年冬に開催されるメディアアートフェスティバル「ソウルライト」が秋・冬の2回にわたって開催されたことで入場者数がさらに増え、開館以来最も多い1,375万人の入場者数を達成したと考えられる。

    2023年DDP主要イベント写真

    ▲ 2023年5月5日、こどもの日を記念してDDPスプリングフェスティバル『デザイン遊園地』に参加した市民が芝生広場で
    記念写真を撮影し、メリーゴーランドに乗るため行列に並んでいる様子。

    ▲ 2023年9月、スイス出身のインスタレーションアーティストのダン・アーチャー(Dan Acher)によるオーロラをモチーフにしたしたメディアアート「Borealis」展がDDP芝生の丘で開かれた。DDPの独自企画による無料屋外展示を観るため、1日平均6万人がDDPを訪ねており、ステファン・サグマイスター(Stefan Sagmeister)の屋外展示会も2023年10月から開催中である。

    ▲ 2023年12月31日、新年カウントダウンと花火大会を見るためDDPに集まった人々

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