- ソウル市と科技情通部、イノベーションアカデミーをソフトウェア人材養成拠点に
- フランス「エコール(École)42」をベンチマーク、革新的な3無(教員なし、教材なし、学費なし)教育
- 年間500人のソフトウェア人材輩出、就職・創業への結びつけも
ソフトウェア人材の育成を目標に、3無(教授なし、教材なし、学費なし)を掲げた韓国初の革新学校、イノベーションアカデミー(仮称)がソウル開浦デジタル革新パークに開校する。
ソウル市は2月12日開浦デジタル革新パークにて、科学技術情報通信部(長官ユ・ヨンミン、以下「科技情通部」)と「イノベーションアカデミーの共同設立に向けた業務協約(MOU)」を締結したと発表した。
この業務協約は、ソウル市と科技情通部が共同で開浦デジタル革新パーク(ソウル市江南区 開浦路416)に、韓国初の革新学校となる「イノベーションアカデミー」を設立することを骨子としている。
具体的には、ソウル市と科技情通部は、第4次産業革命時代に求められる人材を企業に供給し、創業生態系の活性化に必要な最高水準のソフトウェア人材を養成するために役割を分担して協力する。
一方、MOU締結に次いで行われた懇談会では、企業関係者、専門家、学生、ソウル市、科技情通部の関係者が集まり、グローバル最高水準のソフトウェア人材を養成する「イノベーションアカデミー」の運営方策について議論した。
パク・ウォンスンソウル市長は「韓国の経済危機を克服する方法は、人材の競争力を高め、それを産業の競争力につなげることから模索すべき」とし「ソウル市と政府、そして企業がともにつくるこのイノベーションアカデミーが革新人材の養成拠点となり、ここで育った人材が韓国全域で企業と産業の革新をリードし、世界を舞台に挑戦し続けていくだろう」と話した。
科技情通部のユ・ヨンミン長官は「韓国社会と経済広範に急激な変化をもたらしている超連結知能化革命の中核はソフトウェア」であると強調し、「第4次産業革命を先導するためには、優秀なソフトウェア人材を育てることが何よりも重要だ。イノベーションアカデミーがその鍵を握るだろう」と述べた。