- 各選別診療所の混雑具合を▲混雑(90分以上)▲少し混雑(60分程度)▲普通(30分以内)で案内
- アプリをインストールする必要なくスマートフォン・タブレット・PCからのアクセスで確認可能
- 待ち時間が長引くことによる市民の負担と感染リスクを減らし、各所に効率的に分散
ソウル市は、新型コロナウイルス検査を受ける市民が、暑さの中、長時間待たされることがないよう、今日(7月12日)からソウル市内の選別診療所と臨時選別検査所のリアルタイムの混雑具合と予想される待ち時間を「スマート・ソウルマップ(
map.seoul.go.kr)」で案内する。
特にアプリやプログラムをインストールする必要がなく、スマートフォンやPCからインターネットに接続し、アドレスバーにスマート・ソウルマップのURL(map.seoul.kr)を入力して「選別診療所の混雑状況」のアイコンをクリックするだけで確認できる。
マップにアクセスすると、各選別診療所の▲混雑(予想待ち時間90分以上)▲少し混雑(60分程度)▲普通(30分以内)▲消毒中(毎日1時間)▲受付終了(当日の受付が終了した場合)など、リアルタイムで混雑状況が表示される。それぞれの表示をクリックすると、該当の選別診療所の住所や運営時間など詳細な情報を確認できる。
ソウル市は、スマート・ソウルマップで各選別診療所の混雑具合や住所、運営時間などの情報を提供することで、市民がもっとも早く検査を受けられる場所がどこかを把握し、それにより自ずと各所に分散され、結果、待ち時間を減らせると期待している。また、市民が選別診療所にその都度、電話をかけて待ち時間を確認する必要がなくなり、忙しい現場の業務負担も減ることが見込まれる。
これに先立ち、ソウル市のオ・セフン市長は9日(金)、龍山(ヨンサン)駅の臨時選別診療所を訪問し、特定の選別診療所に人が集中し、待ち時間が2、3時間に及べば市民に負担をかけることになるため、これを解消する方法を考える必要があると述べていた。
これを受け、ソウル市は各選別診療所の待ち状況をオンラインマップ「スマート・ソウルマップ」に表示する機能を追加し、各選別診療所が直接、PCやスマートフォンからリアルタムで混雑状況をアップデートできるよう工夫した。
ソウル市は、現場の人々が簡単に混雑状況を入力できるようマニュアルを作成して配布し、各選別診療所の状況に応じて専門のリソースを追加するなどのサポートも行う。
ソウル市のオ・セフン市長は「暑さに加え検査の需要も高まり、選別診療所の医療従事者はもちろん、市民も待ち時間が増えることで大きな負担を強いられている」としながら、「スマート・ソウルマップを活用して市民の負担を減らし、選別診療所の密と感染リスクを減らせるよう運営していきたい」と語った。