ソウル市は、市民による総合満足度が92.1点に達するほど好評を博している「タラムジ(リス)バス」を3路線(チャンアン(長安)・タプシムニ(踏十里)、セゴク(細谷)・スソ(水西)、シンリム(新林))追加・拡大して運行する。タラムジバスは、出勤時間帯に乗客が多く集まる区間においてバスの混雑度を下げる役割を果たす。
○ 「タラムジバス(通勤カスタムバス)」は、リスが回し車を回すように短い区間を反復運行することからその名がつけられた。バス内が混雑している出勤時間帯(午前7時~9時)に投入されるカスタマイズ型バスだ。
路線 | 起点·終点 | 運行台数 | 距離 | 配車間隔 | 運行回数 | 運行時間 |
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8221 | チャンアン2ドン (長安2洞)住民センター – タプシムニ駅 |
5 | 11.1 ㎞ | 8-13 | 12 | 07:00-09:00 |
8441 | ウンゴク(隠谷)村 – スソ駅 |
4 | 9.03 ㎞ | 10-13 | 10 | 07:00-09:00 |
8552 | シンリム(新林)福祉館 – シンリム駅 |
4 | 7.6 ㎞ | 9-11 | 12 | 07:00-09:00 |
ソウル市はバス内の混雑度合(乗車人数60人以上)、混雑区間の長さ(往復10km前後の短距離)、混雑持続時間(1時間前後)などを考慮して今回の新設路線を選定した。
加えて4月16日からは退勤時間帯にもタラムジバスを試験的に運営する。従来の4路線のうち、退勤時間帯の混雑度がもっとも高かった8761番(シンチョン(新村)ロータリーから国会議事堂まで)を平日の夕方時間帯(17:30~19:30)にも運行する。ソウル市はバス内の混雑現象に対する緩和効果をモニタリングした後、他の路線への拡大についても検討して決定する予定だ。