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[2012] 市長挨拶

  • 路地商圏と在来型市場の保護は社会的支出でなく投資

  • [2012] 市長挨拶 SMG 1,045

    路地商圏守り隊懇談会

    月日:2012年9月26日 会場:ソウル市庁多目的ホール

    ソウル市新庁舎にようこそいらっしゃいました。ソウル特別市長のパク・ウォンスン(朴元淳)です。秋夕(中秋節)を目前に控え、いつにもまして市民の皆様も財布が気になる時期に、こうして意義深い席に招いてくださいましてありがとうございます。民主党のムン・ジェイン候補とホン・ヨンピョ議員、そして区長、市会議員の皆様、ご来賓の皆様、わざわざお越しくださいましてありがとうございます。

    ソウル市はこれまで路地商圏と在来型市場の商人たちの生計を保護するために様々な政策を模索してきました。この春から大手のショッピングモールとスーパーに対して月に2日(第2・第4日曜日)の営業を規制し、路地商圏を保護しようとしました。しかし、裁判所の判決により、3カ月足らずで中断した状態です。大手スーパーの義務休業を実施した期間は、在来市場と路地商圏の売上が47%も上昇したというソウル研究院の調査結果が発表されたのに、とても残念です。

    現在、各区で条例を見直しているところですが、各区長と市会議員の方々が積極的に協力してくださることで、早期に義務休業が再開されることを願っています。また、ソウル市では大手スーパーの品目制限を実施する案も検討中です。路地商圏保護のために先進国では様々な対策が模索されています。ドイツの都心では大手スーパーが見当たらず、街と街の境目の地域にしか建設することが認められていません。日本とフランスでは、大手スーパーを建設するには都市計画委員会の承認が必要です。ソウル市は事後措置をとっているので、現実的に多くの困難が伴います。

    現在、全国の30%は自営業者です。彼らが崩壊すれば、社会全体が崩壊します。路地商圏と在来市場の保護は、社会的支出ではなく投資だと思います。

    路地商圏と在来市場の保護は、社会の共生を模索する道です。大手のショッピングモールとスーパーを規制しようというのではなく、大企業と路地商圏が共存できる道を探すのです。 

    本日この場にお集まりの皆様の知恵を結集し、共存の道を模索しましょう。ありがとうございました。