貯蓄額の2倍をもらえる青年通帳の希望貯蓄が本格的に始まる。新規参加者1,100人が口座を開設、本格的に貯金を始める計画だ。
希望二倍青年通帳は、非正規社員、学資金ローン、住居費の値上りなどにより自立に困難を抱えている青年たちを支援するため、2015年に韓国で初めてソウル市が取り入れた事業であり、これまで2015年938人、2016年1,100人の計2,038人を選抜して支援している。
特に、2017年からは「希望二倍青年通帳」のマッチングの割合が従来の1:0.5から1:1に変更になることから、本人の貯金額の100%をプラスした貯金額の2倍にあたる最大1,080万ウォンまでを受け取ることができる。
「希望二倍青年通帳」とは、参加資格条件を満たした低所得の青年労働者が、毎月一定金額(5万ウォン、10万ウォン、15万ウォン)を2年間から3年間貯金し続けると、本人の貯蓄額に加えてソウル市と民間財源がさらに追加積立金を上乗せするという方法で行われる。受け取った貯金は住居・結婚・教育・創業などの目的に使用することができる。本人の貯蓄額に上乗せする追加積立金は市費と民間財源などによる支援で、ウリィ銀行では青年通帳加入者全員に一般の金利より高い優待金利を適用して支援している。
ソウル市では2017年3月末に参加者を募集し、4月末までの1か月間にわたって青年通帳の新規加入申込みを受け付けた結果、募集人数1,000人に対して応募者が4,227人という4.2:1の競争率であった。これは2016年に比べ約2倍の競争率である。
そこでソウル市は、青年通帳の申込人数として現れた青年たちの自立への意志と将来への夢、情熱を応援するため、最初の選抜予定人数であった1,000人より100人多い1,100人を選抜し、青年たちの未来を積極的に支援することにした。
また、青年通帳加入者たちに追加積立金を支援するだけでなく、JTNメディア、セジョン(世宗)文化会館、ソウル市劇団などの協力を得て、青年通帳加入者及び家族ら1,550人にミュージカル・オペラ・コンサートなど各種文化体験の場を提供した。