ソウル市9月16日、全国災害救護協会と業務協約を締結し、「移動式布団クリーニング事業」を推進することを決めました。同協約には、▲クリーニング支援の運営と拠点機関の選定 ▲大型クリーニング車両の支援(洗濯機3台、乾燥機3台を有する8トン車両) ▲重度障害者と一人暮らし高齢者の災害危機対応に向けた支援、などが盛り込まれています。
現在、重度障害者1級3万3826人、2級5万3913人、重複障害者5929人がソウル市で暮らしているほか、認知症や中風で在宅介護サービスを受けている高齢者は4万4883人(昼夜間介護4417人、在宅サービス2万6413人、高齢者介護基本・総合サービス1万3999人)に上ります。
まず、45の障害者福祉館及び25の在宅高齢者支援センターとクリーニング支援ネットワークを構築し、洗濯物の収集から配送までワンストップ・サービスを提供します。「移動式布団クリーニング事業」は、障害者と一人暮らし高齢者が洗濯物を出せば、福祉館のボランティアがスケジュールを調整して布団などをきれいに洗濯し、自宅まで届けてくれるシステムです。
ソウル市は、身動きもままならない重度障害者と一人暮らし高齢者が、一日のほとんどの時間を過ごす布団やベッドなどを安心して使えるよう、後援事業を通じて古くなった布団を交換する「新しい布団支援事業」も並行して実施する予定です。
[ソウル市の布団クリーニング支援車両]