ソウル市は、ソウルを訪れる観光客がソウルの旅を振り返る縁となる観光記念品100を選定する。
市民と観光客が参加し、ソウルのシンボルとなりうる観光記念品130点を挙げ、これを市民や観光客が評価することで100点の選定をする。130点の記念品候補に対し、ひとりが10品選びシールを貼るという形式で行われる。記念品の展示は青瓦台(チョンワデ)サランチェ(9.28~29)、明洞(ミョンドン)グローバル文化観光センター(10.4~10.6)、ソウル市庁市民聴(10.9~10.10)においてリレー方式で展示される。選定の参加者のうち外国人に限り、抽選で記念品が当たる。
ソウル市は、「第1回ソウルのシンボル観光記念品公募」を6月10日から9月6日まで行った。これは、これまで民芸品を中心に開発されてきた記念品とは一線を画す、ソウルのシンボルとなりうる実用的な観光記念品を開発するために行われたものである。記念品は7つの指定テーマと自由テーマとに分けて公募された。指定テーマは、漢陽都城、韓屋村、ソウル市庁、ソウル図書館、市民聴、東大門(トンデムン)デザインプラザ、ソウルの文字(ハングル、英語、絵文字)の7つである。自由テーマは、ソウルのイメージや特徴を示すものである。価格帯も、3万ウォン以下のもの、3万ウォン以上~10万ウォン以下のものの2つに分けて公募された。
公募の結果、180社から266点の商品が受け付けられ、専門家により130品が選ばれた。今回行われる市民や観光客による評価と総合し、上位の作品に対して専門家による最終審査を行い「100選」が決められる計画である。
選ばれた観光記念品100選は、ソウル市の公共機関や民間のお土産ショップ、オンラインショッピングモールなどの店頭で販売され、また、販売の活性化のために積極的に広告が行われる予定である。最終的に選ばれた100選にはソウル市の認証マークが貼られ、市民聴タヌリ・青瓦台サランチェ・デザインタグなどのソウル市が運営に携わるお土産ショップのほか、公共機関や民間のお土産ショップなどの店頭に並ぶことになる。