我が友ソウル子ども記者委嘱式現場
日時:2012年4月12日 会場:世宗文化会館世宗ホール
「子ども記者団の皆さん、立派ですな、すごいですな」。真似して言ってみましたが、似ていましたか?先輩子ども記者たちの仕事ぶりを見て、ソウルには未来がある、大韓民国の未来は明るいと思いました。
私も皆さんのように子どもだった頃があるのをご存知でしょう?パク・ウォンスン君と呼ばれたその頃に子ども記者団があったら、きっと志願したでしょうが、皆さんのように賢くないので落ちたかもしれませんね。本当に良い取組みです。
子どもたちにとって世の中、ソウルはどう映るだろうかと本当に気になります。私のほうが大きく期待しています。
皆さん、ソウルには何人が暮らしていると思いますか?8千人、1億人?はい、正解です、1千万人です。1千万人が暮らすソウルはとても多様です。虹のように、ソウルで暮らす人生というのはとても多様なのです。職業も数えきれないほど多いです。先輩たちが取材した水再生センターに行ってみましたか?水をきれいに浄化する所があります。皆さんを乗せる自動車、地下鉄、バスがあります。ソウル市がこれをみな運営しているのですよ。1千万人の足となっています。いったいこれがどのように運営されているのか知りたいでしょう?市場も必要ですね。市場ではどのように商品を仕入れてどのように売っているのか、どのように食べ物の安全を守るのか。さっき残留農薬の点検をしたのを見たでしょう?
今からは皆さんがこのようなことを全部取材して、皆さんの友達、ご両親、先生に教えなければなりません。私は、良い世の中とは、子どもたちが幸せで楽しい世の中が良い世の中だと思います。
ところで皆さん、幸せですか?返事をしない人もいますね。勉強しなさいと周りがうるさく言うでしょう?私は勉強の量を少しは減らしてもいいと思うのですが。現場にも行ってみて、体験もしてみたらいいと思っています。授業が週5日になったでしょう?皆さんが行ける場所をたくさんつくっていますよ。子ども大公園のそばに、子ども博物館もつくっています。安全体験館もあります。子どもたちが楽しみながら学べる多様な内容と色々な職業を直接体験できる機会をつくっています。
さきほど、ソウル市長に挑戦すると発表する人がいて、私はドキッとしました。皆さんはソウル市長だけではないでしょう?ノーベル賞の受賞者や、国連の事務総長になる人も出てくるでしょう?こうした方々だけではありません。清掃員 の何万人という人たちが早朝から私たちのために仕事をしてくださっています。このように皆さんが取材して、共有できる内容がたくさんあるのですよ。
皆さんが今後生きていく世の中が今よりはるかに良い世の中になるよう、私ももちろん熱心に取り組みますが、皆さんも一生懸命取材してください。記者という職業は、隠れているものを掘り起こして取材し、周りに知らせていくことです。たくさん期待しています!