ソウル市は、海外で人気の高い代表的な芸術文化公演と展示により文化都市ソウルの魅力を世界の人々に知ってもらうための方針を発表した。これは「2012ソウルグローバルマーケティング事業」と名付けられ、参加希望する芸術文化公演と展示の申し込みを2月13日まで受け付ける。
「ソウルグローバルマーケティング事業」は2008年から海外で行われた音楽、舞踊などの公演場でソウル市広報ブースを設け、現地の観覧客を対象に様々なオンラインとオフラインのプロモーションを進めてきた。これはソウルのイメージを世界に広めるための、新しいコンセプトの都市マーケティングである。
文化観光都市としてのソウルのイメージを高め、外国人観光客の誘致に寄与する文化芸術公演団体に選ばれると、ソウル市から最大3千万ウォンの支援金を受けることになる。そして海外公演場においてソウル市とともに世界の人々に公演とソウルの広報を同時に行う。
2011年にもNANTA(ナンタ)、JUMP(ジャンプ)、SA.CHOOM(サチュム、恋したらダンス)、コリア・ファンタジー、ノルムマチなど、12の芸術文化公演が支援対象に選ばれ、アメリカ、中国、フランスなど、13カ国を巡回し、公演と同時にソウルの広報も行った。
2011年4月には、コリア・ファンタジーが中国東北地域最大の祭りである「遼寧芸術節(祭)」に参加し、計5回の公演が満席となる盛況を記録した。