ソウル市のパク・ウォンスン(朴元淳)市長は10月1日、ソウル市を訪問した米ヒューストンのアニス・パーカー(Annise Parker)市長と面会し、両都市間における友好協力交流に関する了解覚書(MOU)を締結しました。ヒューストンは、テキサス州南部の新興都市で、米国で7番目に多い約16万5千人の韓国人が暮らす都市です。
今回のMOU締結により、ソウル市民がヒューストン市を、ヒューストン市民がソウル市を訪問する場合、文化・観光施設の利用料の割り引きが受けられます。また、経済や文化観光、気候など多方面における交流・協力を強化するとともに、両都市間の交流を定例化することで合意しました。ソウル市はこれまで、北海道、東京都、ジャカルタ、デリー、台北、ホノルルの5都市と文化観光施設割引事業を推進しているほか、北京やマニラなど市民が多く訪れる世界の都市を中心に事業をさらに拡大する計画です。
一方、パク市長はこの日、自らパーカー市長にソウル市の名誉市民証を手渡しました。ソウル市名誉市民は、ソウル市を訪れた主要外賓の中で市政運営に大きな功労のある人物に与えられるもので、これまでに中国の四川省長(2014年)やコスタリカのラウラ・チンチージャ・ミランダ大統領(2012年)ら国の首長のほか、サッカー韓国代表元監督のゴース・ヒデンク氏(2002年)やアメリカンフットボールのハインズ・ウォード選手(2006年)らに与えられました。