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文化/観光ニュース

  • 第3回「ヒューマンシティデザインアワード」公募に、新型コロナ時代の「安全・安心」特別賞を導入

  • ソウル市総合ニュース SMG 1,361
    ソウル市とソウルデザイン財団は、独創的な解決法で都市が有する様々な問題点を解決してより良い世の中をつくることに貢献したデザイナー・団体(チーム)に授賞する「第3回ヒューマンシティデザインアワード(Human City Design Award)」を開催する。 第3回目となる2021年は、これまで都市、空間、環境分野に焦点を絞っていた公募分野を、デザインに関する全分野に拡大することで、そのカバーする領域を大幅に広げ、また新型コロナ時代を迎えて、市民の暮らしと安全にとって実質的な支えとなったデザインをより強調するため「安全・安心賞」を新設した。「安全・安心賞」は感染症、自然災害、犯罪から都市を安全に守ったデザイン作品(1チーム)に与えられる賞だ。例えば、新型コロナの危機を賢く克服して、ポストコロナ時代に備えた洞察と知恵が際立つデザイナー・チームが強力な受賞候補となる。 公募期間は9月1日~10月31日までで、ヒューマンシティデザインアワードのホームページ (http://humancitydesignaward.or.kr)を通じて申請できる。 審査基準は、デザインを通じた▴都市の暮らしの問題解決、▴世界的価値の普及、▴未来のビジョンの提示だ。専門の審査委員が第1次・2次審査を通じて大賞候補作10チームを選出する。彼らには、優秀賞と賞金(500万ウォン)が授与される。第3次審査を経て最終選出された大賞(1チーム)には、トロフィーと賞金(5千万ウォン)が与えられる。授賞式は2022年3月に開催される予定だ。 なお、これまでの「ヒューマンシティデザインアワード」大賞には、「ドゥヌン学習革新プロジェクト(Dunoon Learning and Innovation Project)」(2019年)と「カウントレスシティーズ(Countless Cities)」(2020年)がそれぞれ選出されている。昨年である2020年には、新型コロナのパンデミックの中でも、31か国から99のプロジェクトが参加するなど、開催2年目にして世界の関心を集めた。
    ヒューマンシティデザインアワード大賞受賞作の紹介 (2019~2020)

    1. 2019年の大賞 ‐ 地域社会の健康な参加を扱った「ドゥヌン」プロジェクト

    2019年の大賞 ‐ 地域社会の健康な参加を扱った「ドゥヌン」プロジェクト

    約20年間で人口が5倍以上に膨張したが、さまざまな施設が不足・老朽化した環境に置かれていたドゥヌン(Dunoon)地域に、2013年からコンテナで体育施設と図書館を建てることでコミュニティ空間を設置し、地域住民に学習環境を共有して未来への希望をもたらしたデザインプロジェクトだ。

    2. 2020年大賞 ‐ 田舎の村を展示及びコミュニティの空間に生まれ変わらせた「カウントレスシティーズ」

    2020年大賞 ‐ 田舎の村を展示及びコミュニティの空間に生まれ変わらせた「カウントレスシティーズ」

    イタリアのシチリア島のパバラの中心部にある、老朽化して顧みられなくなっていた家を現代アートの展示とコミュニティのための空間にすることで、都市全体を生まれ変わらせた。10年前までは観光客が皆無だった都市を、デザインアート再生事業を通じて10万人が訪れる都市に再生させ、かつてのように住みたくなる都市へと変貌させたデザインプロジェクトだ。