- 大型イベントなど、人込みになった場合ドローンを活用し、全体の状況・危険地帯を把握
- 高性能のドローンで生態公園における違法行為を監視・火災予防モニタリング
- 自動警報システムを導入し、護岸の危険地域における安全事故を予防
ソウル市漢江事業本部は、自動経路飛行及び人工知能(AI)技術を搭載した高性能ドローンを活用し、あらゆる事故を未然に防ぎ、漢江に訪れた市民の安全を守ると発表した。
今年は、コロナ禍以降、本格的に開催される大型イベントにより、人込みが予想されるだけに、イベントを行う際に全体的な状況や危険な区域を素早く把握するといった徹底的な安全管理が求められる。
また、漢江公園の生態公園及び湿地の場合、直接歩くパトロールが難しく、事故の危険性が高い護岸の場合、防犯カメラの設置ができなかったり、目が行き届かない所があったりするため、安全事項の予防に限界がある。
これを受け、ソウル市漢江事業本部は、人口密集地域、パトロールが難しい地域、護岸の危険地域に対する安全事故を予防するために、様々なドローンを持ちいったパトロールを開始する。
「花火大会」のような大型イベント開催時、ドローンを飛ばして現場で迅速に状況を把握。これまできめ細かなパトロールができなかった生態公園及び護岸の危険な地域の場合、高性能ドローンを活用してモニタリングを行う計画だ。
特に、生態公園及び汝矣島の護岸を回るドローンには、飛行経路を事前に入力し、自動経路飛行を行ってから、センサーデータ基盤人工知能(AI)個体認識技術を活用(AIオープンデータ+実証データ学習)し、異常を検知した際、起動パトロール班のオフィスのPCにつなげ、リアルタイムでモニタリングを行う。
このようなドローンパトロールは、大型イベントの場合は4月から、江西湿地生態公園・岩寺生態公園は5月から、汝矣島の護岸は6月から順次導入する。
ソウル市のジュ・ヨンテ漢江事業本部長は、「今年はコロナ禍以降、あらゆるイベントに多くの人が密集すると予想されているため、ドローンを活用した素早い対応で市民の安全を守るとともに、パトロールができなかった地域・危険地帯に先端技術を用いたドローンを活用し、安全事故の予防に徹底していきたい」と述べた。