漢城百済博物館(館長 キム・ジヨン)は、奈良県立橿原考古学研究所(所長 靑柳正規)と11月20日(月)、漢城百済博物館で「文化遺産および考古学·古代史分野における交流と協力」に向けたMOU(覚書)を交わしたと発表した。
奈良県立橿原考古学研究所は、1938年に開所し、これまで日本の古墳時代の大型の古墳と飛鳥時代の古代都市の遺跡などを調査·研究してきた日本を代表する発掘調査機関で、付属の博物館も運営している。
漢城百済博物館は、橿原考古学研究所と22年11月から協議をはじめ、両国間の文化遺産および考古学·古代史分野における学術交流と共同研究を進めていくうえで求められる様々な協力策について意見を交わした。今回に協議内容をまとめ、競技開始から1年でMOUを締結することになった。
覚書の主な内容は、▲人的交流 ▲所蔵品の貸出、資料の提供、展示会の開催 ▲共同調査研究 ▲学術セミナー、講演会の開催 ▲学術報告書·展示会の図録などの刊行物の相互交換 などである。
漢城百済博物館のキム・ジヨン館長は、「今回のMOUをきっかけに、日本の古墳と飛鳥、奈良など古代都市の遺跡研究で名を知られる橿原考古学研究所と交流し、 百済と倭の関係を究明し、古代都市に関する研究成果を共有できる機会になると期待している」とし、「漢城百済博物館は、これからも日本をはじめとする外国の専門機関と協力し、東アジアひいてはユーラシア大陸の古代都市の歴史·文化を紹介する特別展示会と共同研究を積極的に勧めていきたい」と述べた。
添付 業務協約締結式の写真