これからは、待っているバスの中から混んでいないバスを選んで乗ることもできるようになる。ソウル市内の一般バス(幹線・支線・循環)は、乗車人数を ▲余裕(여유), ▲普通(보통) and ▲混雑(혼잡)と3段階に分けて案内する。
今回のサービス案内対象は、ソウル市内のバスのうち立席型バスである幹線・支線・循環バスで、全席着席型バスである広域バスとマウルバスは、今後サービスを検討する予定だ。
混雑度合は、端末にタッチした交通カードの乗降人員情報に基づき乗車人数を算出し、大型一般、超低床(11m×2.5m)、中型一般(9m×2.5m)など車種別サイズを考慮して判定する。
ただし、一部の現金乗車者や、下車時のカードタッチ忘れ、不正乗車などによる乗車人数の誤差(約1~2名)があり得、また個人によって感じ方が異なるため、体感する混雑度合にも多少の違いは発生し得る。
区分 | バス車内混雑度合案内 | |
---|---|---|
余裕 (여유) |
座席に座れる程度 | |
普通 (보통) |
立っている乗客がつり革を1つずつ つかめる程度 |
|
混雑 (혼잡) |
立っている乗客の間や通路にも 乗客が並び、立っている乗客どうしの 体が触れ合う程度(またはそれ以上) |
混雑度合案内を見て、利用者がバスを選んで利用できるようになると、乗客が1つのバスに集中する事態が緩和されることによって車内環境が快適になり、乗降時間も短縮するためバスの定時性も確保される見込みだ。
特に、混雑に耐えるのが困難な交通弱者にとってバス車内混雑度合案内サービスは非常に役に立つものと思われる。