漢江が、遠出する必要なく、少ない費用で、内容の充実した休暇を過ごせる今年の夏、最高の避暑地として浮上しています。これは、ソウル市が昨年までに漢江特化公園を中心にキャンプ場、プール、展望休憩所などの施設を設置したことで造成された多様な憩い・エンターテインメント施設が市民に多くの人気を集めているからです。
ソウル市によると、7月の1ヶ月間、12の漢江公園を訪れた市民は約600万人で、昨年の同じ期間の約240万人より148%も増加しました。残り少ない夏、このまま終わらせたくない人、最高の夏を送りたい人、今からでも遅くありません。ソウルを代表する観光スポット、漢江にぜひお越しください。
プール:手頃な料金と大型ウォーターパークに引けをとならない水遊び施設 手頃な料金と大型ウォーターパークに引けをとらない施設を誇る漢江公園の6つの野外プールと1つの水遊び場には6月22日の開場以来、合計30万人が訪れるなど、利用客の来場が途絶えることがありません。プールの利用料は大人5千ウォン、学生4千ウォン、子ども3千ウォンで、水遊び場は大人3千ウォン、学生2千ウォン、子ども1千ウォン、6歳までは無料です。
特に纛島(トゥクソム)漢江公園プールの「遊び噴水」と「エアーバウンス(エアーすべり台)」、汝矣島(ヨイド)漢江公園プールの「アクアリング」などの施設は、子どもたちの大喜びする最高の人気施設となっています。
7月31日に開場した150人が同時に利用できる<纛島日焼け場>も、海辺のような塩気がなく、さわやかな気分でタンニングができるだけでなく、タンニングショップよりもはるかに手頃な値段で利用できるとして、韓国内外から多くの利用客が集まっています。
蘭芝キャンプ場:野外で楽しむさわやかな夏、キャンプ場で楽しく過ごそう 近年、20代・30代の若者を中心に「思い出を作る感性キャンプ」が流行し、昨年のこの時期にモデリングを終えて開場した「蘭芝キャンプ場」も大盛況です。このところキャンプが仲間との親睦を図るための活動や余暇として注目されていることに加え、ソウル近郊で手頃な費用でキャンプを楽しむことができるからです。
特に、7月23日から蘭芝漢江公園バス停留所が設置され、公共交通を利用してキャンプ場に行くことができるようになり、今年の夏、より多くの市民が蘭芝キャンプ場を利用するものと期待されています。
展望休憩所:夕暮れになると恋人たちでいっぱいになるロマンチックなデートスポット 最も脚光を浴びている夕暮れ時の漢江のスポットは、なんといっても展望休憩所です。漢江大橋のリオ・カフェ、楊花(ヤンファ)大橋のアリタウム、銅雀(トンジャク)大橋のノウル(夕焼け)カフェ、広津(クァンジン)橋リバービュー8番街など、9つの漢江展望休憩所は公園を訪れた市民たちでいつも混雑しています。
特に、世界でも稀な橋脚下部の展望カフェ「広津橋リバービュー8番街」は、ドラマ『アイリス』のロケ地としても有名で、展示・文化公演とともにガラス張りの床から漢江を眺めるという特別な体験はドキドキはらはらのスリルを味わうことができます。
フローティング・ステージ:夏の香りが漂う中で冬の映画はいかが? 昨年9月に開場した汝矣島漢江公園の水上舞台、「フローティング・ステージ」では、公演と映画の上映が毎晩行われています。5月から週末ごとに公演と映画上映が行われており、市民が気軽に野外で多様な文化公演を楽しみ、美しい夏の夜の思い出を作ってもらおうと企画しました。
フローティング・ステージの音楽は、公演が行われない日も途絶えることはありません。なぜなら公園のあちこちで、トランペットやギターを演奏する人たちと、その楽器の音につられて集まってきた市民によるストリートコンサートが繰り広げられているからです。
展望文化コンプレックス「ジャボレ」:夕暮れ時、漢江を眺めながら文化展示を楽しむ 纛島(トゥクソム)漢江公園野外プールのすぐ隣にある展望文化コンプレックス「ジャボレ(シャクトリムシ)」は、このところプールで泳いだ後にアニメーション展示を観覧しようと立ち寄った子供連れの家族で混雑しています。子どもたちは多彩なフォトゾーンと立体映像に、親たちは大きなガラス張りの向こうに見える夕暮れ時の漢江の美しい景色に魅了され、しばらく足を止めます。展望文化コンプレックスでは、8月31日まで「漢江アニメーション・フェスティバル展」が開かれます。シャクトリムシの形をしたユニークな外観に魅かれて中に入ってみると、幻想的な3D・4Dアニメーションの世界を体験することができます。
展望文化コンプレックスの2・3階には、水泳を楽しんだ市民が漢江公園からわざわざ遠くまで行かなくても、飲み物・韓国料理・洋食などの多様な食事を楽しみ、一休みできる空間が設けられています。
自転車公園:盤浦から汝矣島まで自転車で2時間、健康避暑 夏には、午後遅く日が暮れる頃から自転車に乗って漢江を走る市民が多くいます。去年漢江全域に快適で安全な自転車道路が造成されたことで、今では蚕室(チャムシル)~盤浦(パンポ)、盤浦~汝矣島(ヨイド)まで1時間で走ることができ、毎日夕方になると自転車に乗って漢江のほとりを走る市民で混み合います。
夏の夜に自転車道路を走ることほどロマンチックで健康的な避暑はありません。蘭芝~クァンナルまで自転車道路に沿って一生懸命走れば約3時間かかり、2時間あれば蚕室~盤浦、盤浦~汝矣島など公園と公園の間を往来することができます。
水上レジャースポーツ、遊覧船、水上タクシー:「眺める漢江」から「楽しむ漢江」へ このところ、漢江が「眺める漢江」から「楽しむ漢江」に変貌しつつあります。水上レジャースポーツ、遊覧船、水上タクシーなど、河で楽しめる多様な体験に対する市民の関心が高まっているからです。
夏の漢江の定番、「遊覧船」は、計6隻が毎日30回以上漢江を遊覧し、普段はほとんど出勤退勤の客しか利用しなかった水上タクシーも、週末の観光目的の利用客が増えました。特にソウルを訪れた韓国内外の観光客の利用が増えています。
漢江公園噴水:世界が認めた名物、最長橋梁噴水「月の光虹噴水」 いまや、漢江の「月の光虹噴水」は世界が認める名物です。2008年世界最長橋梁噴水としてギネスブックに登載され、最近ではこの噴水を一目観るための目的だけで漢江を訪れる人もいるほどです。
昨年4月に初めて稼動を開始した「月の光虹噴水」は、ゆうゆうと流れる落ち着いたイメージの漢江に、雄壮でダイナミックな新しいイメージを与えています。
また、2002年サッカーワールドカップ日韓大会の開催に合わせて造成された「ワールドカップ噴水」は、2003年9月に眺めがよく、アクセスに便利な現在の仙遊島(ソンユド)周辺に移され、今も高さ202mの雄壮な規模が自慢です。
このほか、汝矣島「水色広場噴水」は、太陽の照り付ける日中は、水柱の間を駆け回る子どもたちからプールに負けないくらい人気があり、夜はきれいな光でロマンチックな雰囲気を演出し、家族連れのお出かけスポット、恋人たちのデートスポットとして脚光を浴びています。