ホンジェチョン(弘済川) | ソンネチョン(城内川) |
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イヌァンサン(仁王山)森の道 | ヌンゴルサン(山)散策道 |
ソウル市内にある美しい散策道の魅力を分かち合うため、ソウル市は40か所のテーマ散策道を選定した。このたびの「テーマ散策道」は、▲ハンガン(漢江)・河川の美しい道(14か所)、▲森の美しい道(14か所)、▲渓谷の美しい道(1か所)、▲展望の美しい道(6か所)、▲歴史・文化の道(5か所)として区分し、40か所を選定した。
<ハンガン(漢江)・河川の美しい道> のうち、ソデムン(西大門)区にある「ホンジェチョン(弘済川)」は、水が引いてしまい荒涼としていた地を、2006年から2011年にかけた5年間の復元事業によって生態河川として生き返らせた場所である。滝、音楽噴水、川辺に満開に咲くレンギョウなど、さまざまな見どころがあり、コイやフナなども生息している。また、河川に沿って無料の自転車レンタルスポットも2か所あるため、ハイキングにも最適だ。
<森の美しい道> のうち、「イヌァンサン(仁王山)森の道」はソウルの真ん中にありながらも季節に応じて森の道の風景が刻々と変わるため、常に新しく美しいスポット。木々が生い茂った道を歩いているだけで、歴史的な空間とそこにまつわる物語に触れることができる。
<展望の美しい道> のうち、クムチョン(衿川)区「ハンウムルギル」は、ホアムサン(虎岩山)の滝からハンウムルまで登っていく岩山の道だが、傾斜は緩やかなため、年齢や性別を問わず誰でも気楽に楽しむことができる。ハンウムルは普通の井戸(ウムル)とは比べ物にならないほど規模が大きく、干ばつの際にも乾かない神秘的な歴史遺跡である。
<歴史・文化の道> のうち、「ヤンファ(楊花)ナルギル」はかつてのヤンファジン(楊花津)渡し場に沿ってヤンファジン聖地公園、マンウォンジョン(望遠亭)まで歩く散策道のことをいう。ソウルからカンファ(江華)に向かう交通の要衝地であったヤンファ渡し場をはじめ、文明開化期初めごろ、韓国社会の全般的な近代化を手助けした外国人宣教者たちの霊園など、さまざまな歴史・文化資源に触れることができる。
<ソウル、テーマ散策道Ⅲ> は2018年1月31日からソウル市庁本館地下1階のソウル本屋にて、1冊あたり3,000ウォンで発売される。また、ホームページ(http://ebook.seoul.go.kr)から無料でダウンロードすることもできる。