- 公演内容:温祚(オンジョ)の漢城百済建国とラブストーリー
- 期間:2013年7月26日(金)~9月1日(日)
- 場所:弘益大学・大学路アートセンター 大劇場
- 時間:平日 20時 / 土曜日 15時、 19時 / 日曜日 14時、 18時
【120分 (休息15分を含む)】
- 月曜日は休館
- お問い合わせ:(株)MSミュージカルカンパニー 02-582-1089
ある男の心臓が鼓動する。
2千年前の、あの男の心臓が今も鼓動している。
手が届きそうで届かない切ない愛、生か死を選ばなければならない過酷な運命、天命のための啓示、対立、暗闘、愛、平和、感動などが複雑にからんだ2,000年前に実存した一人の男の物語。
運命の天が開かれる瞬間、彼の心臓の鼓動たる建国の胎動が始まった。
B.C.18年、高句麗の始祖である朱蒙(チュモン)の三番目の息子として生まれた王子温祚(オンジョ)は、多くの暗闘と陰謀を後に、自分の群れを導いて新しい地を探しに出る。
苦労と忍耐の旅の末に、ついにたどり着いた神秘の地。
北には川が流れ、東には山があり、南にはよく肥えた広い平野がある。
そこで運命の角に立っている美しい女性「タルコンムリ(月の花の群れ)」に出会う。そして彼らの悲しい愛とすれ違ってばかりの運命が始まる。
母、召西奴(ソソノ)に育てられ、輝く太陽に似た温祚は、百済建国のために彼に従う十済(10人の臣下)と民のために旅に出てある地にたどり着く。漢城(ハンソン)と呼ばれるその地には、すでに天の子孫であると主張する「天族」が住んでいた。
温祚の群れは、彼らを武力で征服して建国の志を果たすか、でなければ愛と慈しみで新しい国を建てるか。
王になる運命の温祚と天族の祭司となるべきタルコンムリは、まったく違った立場で運命的な出会いをするが、二人は目に見えない強い縁でつながっている。
その運命的な出会いから愛が始まり、温祚の熱い心臓は鼓動し始める。
魅力的な人物たちの発見
ミュージカル『ミスター・温祚』には、冷静で冷たいが誰よりも深い心で温祚を守った「クンビラ」、天族の「タルコンムリ」を守り忠誠を尽くす「ムゴム」、王の師匠であり時々現れてはスパイス的な役割を果たす「ホダム」、そして「オガン」、休む間もなく天と地を行き来する3人の神など、たくさんの独特なキャラクターが好奇心をかきたて楽しさを倍増させる。各人物の特徴は互いに影響を与えながら全体的な完成度を高めている。このような人物の秘話を探すのもミュージカル『ミスター・温祚』のまた違った楽しさなのかも知れない。