私は11月1日から恩坪(ウンピョン)ニュータウンに現場市長室を構え、住民に直接会って話を聞き、その解決策を模索するため、ソウル市庁の担当者、SH公社の職員、そしてその他の各関係者たちと話し合いを続けています。
恩坪ニュータウンは、現在5万人を超える住民が入居していますが、苦情や意見がどんどん寄せられています。
第1団地は、タドゥンイ家族(子どもが3人以上の多子家族)の住む賃貸住宅として割り当てたにもかかわらず、保育園や幼稚園がないとか、体育施設にプールを作ってほしいとか、大規模な住宅団地の中に図書館が一つもないから市立図書館を建ててほしいなどという内容です。
交通対策、便宜施設の不足問題、SH公社の未入居分譲住宅約600世帯の分譲処理問題など、私の頭の中はすでにいっぱいです。
おとといの朝6時半から近くの山に登ったとき、朝の散歩をしている人やバトミントンをしている人、大極拳をしている高齢者の皆さんなど大勢の人々に会いました。そして30年前から住民たちが協力して作ったというバトミントンコートに屋根を造ってほしい、脱いだ上着を置いておける場所を作ってほしいという話も聞きました。高齢者の方たちが健康で長生きできたら、それだけ医療費も節減できますから、社会体育施設を造成して、そこに健康コンサルタントを養成して配置することは必要な政策だと思われます。
すべてのことを一度に解決することはできません。
しかし、今までなかなか解決できずにソウル市民を苦しめている様々な課題がある場所に現場市長室を構え、そこで住民に会い、直接体験し、見て、そして解決方案を模索するという現場市長室は、私が考えても良いアイデアだと思います。
これから9日まで、恩坪ニュータウンの未入居分譲住宅に設置された臨時市長室で、昌稜川(チャンヌンチョン)軍事施設、旧把撥(クパバル)の保育園、恩坪老人総合福祉館、サンリム村の小さな図書館及びブックカフェ、恩坪環境プラントなどを訪ねて現状を確認し、住民及び現場関係者などと話し合って解決方案を出していく予定です。
さて、次はどこに行きましょうか。