北朝鮮の核実験に備えたソウル市の緊急会議の様子
本日行われた北朝鮮の核実験は、大韓民国だけでなく、国際的にも大きな衝撃と影響を与えました。事前にある程度の予告がされてはいましたが、国家の安全に重大な影響を及ぼす事件であり挑発です。また、国際的に協力しながら対処しなければならない事案でもあるので、ソウル市としても緊張感をもって緻密な対応をしていかなければなりません。
すでに北朝鮮当局による核実験の可能性についてニュースが流されていたので、私は非常計画官から報告を受けると同時に、民間防衛体制を強化し、対応状況室を運営するよう指示しました。また、核実験が行われたという報告を受けた後は、迅速に幹部会議を招集し、対応策について話し合いました。
何よりもまず、中央政府の対応を綿密に検討し、中央政府との協力により今後の追加挑発に備え、それと同時に、地下鉄や上水道などの主要施設に対するセキュリティの強化、放射性降下物の可能性の検討と調査、さらにこの調査データのリアルタイムでの公開、生活必需品の品切れの防止対策、社会的混乱の予防に対する措置を行いました。傘下の機関や区庁と状況を共有し協力するため、副区庁長会議も開き、非常事態室の運営継続を指示しました。
幸い、ソウル市民が動揺せず落ち着いた対応をしてくださったので、社会的混乱や生活必需品の買占めなどの被害もありませんでした。市民意識が高まっているということでしょう。しかし、ソウル市の公務員一同、緊張体勢を緩めず、綿密に推移を観察し、いかなる非常事態にも混乱が生じないよう、徹底的に備えます。ご協力をお願いいたします。
北朝鮮の核実験に備えたソウル市緊急会議に参加した朴元淳ソウル市長