手のひらで空を隠すことはできません。 ソウル市報道官が発表した内容の全文です。
パク・ウォンスン(朴元淳)市長がかつてポスコの社外理事を務めていたときに経営不振企業の買収を牽制できなかったという報道は事実ではない。
パク市長が社外理事を務めた期間は2004年3月~2009年2月で、チョン・ジュニャン会長の任期とは重なっていない。
社外理事在職当時、パク市長は3度にわたるチョン会長の選任投票で反対の意思をはっきり表明した。それに反してチョン・ジュニャン社長が最高経営責任者(CEO)に選出されると、即時に社外理事を辞任した。当時、ポスコの社外理事の任期は3年で、再任したパク市長は2010年2月までの約1年任期が残っていた。
ストックオプション制度の導入をめぐって理事会内部で議論が交わされたとき、パク市長は「社外理事にまでストックオプションを与えるのは適切ではない」と反対を繰り返し主張したが、結局ストックオプション制度が導入された。だが、パク市長はストックオプションを拒否した。
また、社外理事在職中に与えられた給与のほとんどを市民団体に寄付した。
社外理事就任を打診された2004年、パク市長は何度も断ったが、ポスコという韓国を代表する企業の信頼度アップに貢献してほしいという社外理事推進委員会の執拗な要請を受け、承諾した。それ以来、社外理事として数回にわたり反対意思を表明するなど、牽制する役割を担ってきた。
議論になっているポスコのずさんな経営に関わっていないにもかかわらず、こうした悪意に満ちた報道が続くのであれば、パク市長は毅然とした態度で応じる考えだ。
パク市長「ポスコのチョン・ジュニャン会長の選任、3度にわたって反対」 | メディア・ダウム