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希望日記

  • [朴元淳の希望日記520] ソウル市の「昼寝政策」

  • 希望日記 SMG 1,478

    私はブ男?「Eデイリー」のイ・ウノ記者のコラムをご覧ください。

    ソウル市のパク・ウォンスン(朴元淳)市長は、ウィークポイントの多い顔として知られている。切れ上がった目尻。顔と全くバランスの合わない巨大な鼻。薄い前髪で半分露わになったおでこ。笑うと大量にできるしわ・・・。一般の韓国人男性に大きな希望を与える顔だ。

    ところが、このところ筆者はパク市長がとてもハンサムに見えて仕方がない不思議な現象に苛まされている。切れ上がった目尻からは何かわからない無限の人情が、巨大な鼻からは決然たる意志が、露わになった額からは恐れ知らずの涼しさが、しわからは彼の率直さが伝わってくるのだ。恐らく、悪魔にとりつかれるか、過度のストレスで精神異常にならなければ、ありえないことではないだろうか。

    そこで筆者は、脳細胞の活動を最大限に活性化モードにし、この奇怪な現象の原因を追跡してみた。数十回にわたる探索の結果、この現象が発生したのは先週のある日、ソウル市が職員らに昼寝を許可したという知らせをにわかに私のレーダーが察知したときであったことがわかった。

    次はニュースを要約した内容です。 「ソウル市は、昼休みが終わった後の午後1時~6時の間、昼寝したい職員を対象に最大1時間昼寝を許可することを決めた。ソウル市の昼寝政策は、スペインやイタリア、ギリシャなど地中海沿岸諸国で施行されている「シエスタ」をベンチマーキングしたものだ。中央政府と地方自治体の中で職員の昼寝を保障するのはソウル市が初めてだ。ただし、1時間昼寝したら、正規の勤務時間(午前9時~午後6時)の前後1時間、早期または延長勤務をしなければならない。法定労働時間である8時間を全うしなければならないためだ。昼寝を希望するソウル市の職員は、出社した後にそれぞれの部署長に許可をとる。特別な事由がない限り、部署長はこれを承認しなければならない」

    実は、筆者は6月24日付けのデスクコラムで、「企業よ、昼寝を許可せよ」という扇動的な内容を主張した。大阪の有名IT企業「ヒューゴ」が午後1時~4時に机や事務室の床などで昼寝を許可したこと、福岡県の明善高校が生徒たちに昼食後15分間昼寝をさせること、日本の厚生労働省が今年3月から国民の昼寝を積極的に奨励していること、英国のユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの著名な頭脳科学者ビンセント・ウォルシュ教授が最近英チェルトナムで開かれた科学フェスティバルで、昼寝して頭脳が休む時間を与えてこそ業務・学習効率が上がるという研究結果を発表したことなど、それぞれ精密な根拠を提示しようと努めているが、これが政策として実現したのは、筆者としても非常に意外だった。 これは、変化への渇望と職員への大きな愛情がなければ、施行不可能な政策だからだ。ところで、パク・ウォンスン(朴元淳)市長がこうした逆境を乗り越えて昼寝を許可したのだから、突然パク市長がハンサムに見えてくるのは当然のことだ。いや、クンファムン(光化門)交差点で有名な某CMのように「ハンサムだ、ハンサムだ。パク・ウォンスン」を声の限り叫んだとしても十分にうなづけることだ。

    それを知った瞬間、原因のわからない現象への心配は一瞬にしてなくなった。私がおかしくなったわけではなかった…。