正祖が母方のおばに送った手紙が競売にかけられたという記事を読みました。幼い子どもらしく不揃いな字ですが、「秋風の吹く頃となりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。しばらくお会いできていないので、とても寂しく、会いたい気持ちでいっぱいです」と寂しい様子が伝わってきます。
私も、浪人して受けた試験が終わった後に故郷に宛てた手紙があったので読んでみました。とんでもない嘘に大笑いしながらも、先立たれた両親のことが思い出され、寂しさがこみ上げてきます。
今一番最初に思い浮かんだ人に、メールではなく手書きの手紙を書いてみてはいかがでしょう。春は目に見えないものが恋しくなる時期です。