先日あるマスコミで「整形美人とともに走るソウル市内バス」という見出しの記事が報道されました。私がソウル市内を走るバスを見ても、ちょっと度が過ぎると感じるほどに美容整形に関する広告が多いですね。それでこれを改善するよう指示したところ、次のように改善案をいただきました。　

    1月から6月までの間にソウル市内バスに掲示された美容整形広告は計14件、359台でした。改善するよう指示したこれらの美容整形広告は、一般人に嫌悪感を与えないこと、事前に審議を経ることなどの医療法に基づいて実施されており、虚偽誇大広告でない限り、バスを利用した美容整形広告を制限することは難しいという内容でした。

    しかし美容整形の広告があまりにも多すぎるので、そのこと自体が一般人に嫌悪感を与えるという判断のもと、バス外部の広告のうち美容整形広告が占める割合を下げて5%以内に維持するよう広告代行業者と協議しました。そして専門家団体である大韓医師協会に広告の事前審議を強化するよう要請し、またバス外部の広告のモニタリングを強化して公共性を高めていく計画です。まだまだ不十分ですが、まずこのように改善した後、さらに改善すべき点を探していきます。

    実は地下鉄も同じです。地下鉄が赤字経営を補うために地下鉄のあちこちにたくさんの広告を掲示していますが、その中には視覚的に良くない広告もけっこうあります。それで度が過ぎる美容整形広告、消費者金融業者の広告、エロ広告などは慎むよう指示したことがあります。ソウル地下鉄の赤字が減り、ロンドン地下鉄のように芸術的な広告だけが見られるようになったらいいと思っています。