フェイスブックの友人の皆さん、通勤時間はどれぐらいですか。地下鉄は時刻表通りで便利ですが、自宅から駅までが遠すぎて不便さを感じてはいませんか。ソウル市は今日、ソウルどこからでも「10分以内に都市鉄道にアクセスできる『ソウル市都市鉄道発展計画』」を発表しました。
現在、ソウル市は、都心と江南地域には駅が密集していますが、西北、東北、西南地域にはまだ地下鉄が通っていない場所も多いのが現状です。そのような地域がソウル市の約38%も占めています。したがって、そのような地域ではモノレールを運営することにしました。この計画は2008年に確定した「10ヵ年都市鉄道基本計画」を中心であり、5年ごとに妥当性を再検討する関連法に従って、妥当性の再検討が行われた結果です。
選ばれた10の路線は①妥当性が検証された▴新林(シンリム)線、▴東北(トンブク)線、▴面牧(ミョンモク)線、▴西部(ソブ)線、▴牛耳(ウイ)新設延長線、▴木洞(モクドン)線、▴蘭谷(ナンゴク)線の7つの路線と、②大規模な新都市建設により政府の広域交通改善対策に反映された▴慰礼(ウィレ)・新沙(シンサ)線、▴慰礼(ウィレ)線、そして▴報勲病院から高徳(コドク)・江一(カンイル)1地区までの地下鉄9号線延長の、3つの新規路線です。
③そして、5年以内でも環境の変化によって妥当性が検証されれば推進することにしました。禾谷(ファゴク)から弘大入口(ホンデイック)線、9号線の4段階追加延長、新林線の延長など、3つの路線は候補路線となり、今後、変化する周辺環境によって5年後に再検証する6号線延長など、中長期検討路線も選定しました。
このような都市鉄道の拡大とともに、広域鉄道路線については、中央政府への建議を通じて拡大を進めていきます。ソウル市内の3つの主要拠点である「江南(カンナム)-漢陽都城(ハニャンドソン)-汝矣島(ヨイド)・永登浦(ヨンドゥンポ)」、つまり都心のトライアングルを繋ぎ、都市空間構造を発展させることができるよう、▴新盆唐(シンブンダン)線西北部延長、▴南部急行鉄道、▴KTX東北部延長が提案の対象です。そうなれば、ソウル市民はもとより、首都圏住民全体が満足できる鉄道サービスが受けられ、ソウルがより一層近く便利な都市になるはずです。
すでにモノレールを施行している自治体では、モノレールが税金食い虫といわれ、悩みの種になっています。だからこそ、事業の方法を完全に変えました。2008年に調査した需要予測を最低限にして再検証しましたが、1キロ当たり1万人ということで、十分経済的に妥当だという結論に達しました。また、民間資本事業化の過程で疑われることのないよう、需要予測の責任の所在をはっきりさせるなど、合理的に改善しました。
モノレールの運賃は交通福祉の観点で、従来の都市鉄道と同一運賃を適用することにしました。
そうすれば、ソウル市が今まで10年間鉄道建設に投資してきた年平均4,700億ウォンからそれほど多くない5,000億ウォン位でモノレールを建設することができます。
交通は単なる移動手段ではありません。市民の福祉の領域です。そのように考えると、最も経済的で環境にやさしい交通手段である都市鉄道こそTHE BEST OF BEST―最善の選択だと思います。今の我々の都市鉄道への投資は、きっと将来の都市のQOLを、都市の競争力を高めるでしょう。