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希望日記

  • [朴元淳の希望日記211] 傘屋と木履屋を息子に持った母親

  • 希望日記 SMG 1,365
         傘屋と木履(浅い木ぐつ)屋の息子を持つ母親の話をご存知ですか。雨が降っても心配、天気が良くても心配だというお話です。ソウル市長に就任した後、私は夏になると必ずその母親のことを思い出します。なぜなら私も同じ心境だからです。雨が降れば暴雨被害がないか心配だし、天気が良ければ猛暑被害がないか心配です。今も大雨警報が発令中ですから、どこかで事故など発生しないか心配です。

         今日は『ツイッターライフライン』を紹介しようと思います。ソウル市は災難情報をリアルタイムで確認できる『ツイッターライフライン』を構築します。先日3日、ソウル市庁でツイッター社とライフラインの構築に関する了解覚書(MOU)を締結しました。この席には『ツイッターライフラインプロジェクト』の責任者であり、ツイッター東アジア代表である近藤ジェームス氏も参加しました。同市の『ツイッターライフライン』の構築は、大震災を経験した日本に次いで世界で二番目です。今年5月、ツイッター最高運営責任者であるアリ・ロウガーニ(Ali Rowghani)氏と面談をした時、私がソウル市ライフライン構築を提案したのがきっかけで、今回このような運びとなりました。

         『ツイッターライフライン』は言葉とおり「生命の線」です。水害・大雪・地震などの自然災難及び災害発生時の災難放送や災難情報が確認できない状況でも、オンラインを利用したインターネットや携帯電話で被害者の生死の確認はもちろん、災難情報をリアルタイムで確認できるシステムです。

         『ツイッターライフライン』が構築されれば、ソウル市が要請するアカウントをツイッター社が災難アカウントで公式的に認証し、該当のアカウントに発信する災難情報及び市民行動の要領などのメッセージをツイッターにリアルタイムで自動公知します。ソウル市は現在、放射能・情報通信麻痺・地震・漢江橋梁大型事故・対テロなど各種災難情報を提供している 16の室・局・本部のツイッターアカウントとソウルマニア(@seoulmania)、ソーシャルメディアセンター(@seoul_smc)、120茶山(ダサン)コール(@120seoulcall)、ソウル市スポークスマン(@seoulspoke)ツイッターアカウントなど計20のアカウントをツイッター社から災難アカウントとして公式に認証を受けてライフライン機能を遂行する計画です。

         またツイッター社は、ソウル市の災難情報アカウントを公式に広報して、より多くの市民が利用するよう誘導します。同市ではソウルメトロなどの関連機関と協力して、ソウル市ライフラインを拡大していく計画です。技術の進歩によるより良いライフラインの機能を開発するため、共に力を合わせて努力していく計画です。

         市民の皆さん、私は皆さん一人一人の力が一つとなった集団知性の力を信じます。特に危機の時に発揮される集団知性は恐るべき対処能力を発揮します。最近集団知性の力が一番素早く伝えられる体制がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)ではないかと思います。それでSNSで皆さんが提供してくれる情報は、災難を乗り越える大きな力になるはずです。正確で迅速な情報であることが大変重要です。誤った情報は逆に大きな危険を発生させる原因になるからです。

         水害・大雪・地震などの自然災害に対して人間は無力です。しかし共に力を合わせれば、自然災害もいくらでも防ぎ乗り越えることができます。市民の皆さん、共に力を合わせて頑張りましょう!! 私ももっと頑張ります!!
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