夫婦にとって子育てほど大変なことはないでしょう。子供達はいつも心配で目が離せません。そんな時経験が豊富で専門性を持った公認の専門家がサポートしてくれたら、心配事も全て解決できると思います。そこでソウル市は、全国で初めて、親の育児のサポート及び妊婦や赤ちゃんの健康を管理する「妊娠から2歳まで」家庭訪問健康管理サービスを実施することにしました。
移動式看護サービスを通じて児童期に投資を集中し、産婦の栄養補給や健康状態を改善させる普遍的なサービス及び妊婦と児童を対象に継続的な家庭訪問プログラム(MECSH)を実施する事業です。これにより所得水準に関係なく誰もが公平なスタートラインに立てるようにすることが今回の目標です。
この事業の見本となるオーストラリアのMECSHプログラムは、現在イギリス6ヵ所・オーストラリア内11ヵ所で実施されていますが、アジア圏ではソウル市が初めてMECSHプログラムライセンス契約を締結しました。
産後4週間以内に乳幼児健康看護婦(仮称)が約1時間から1時間30分ほど訪問します。その時妊婦が気になることや心配なことがあれば何でも相談できます。そして母乳や粉ミルクの飲ませ方・新生児の睡眠・突然死症候群(SIDS)に関する情報などを提供します。また産後のうつ病診断を行ったり、必要な場合は新生児の健康に対する連携サービスを推進します。
もし、▲満23歳以下、▲産前管理を妊娠20週目を過ぎてから始めた場合、▲基礎生活保障受給者・ひとり親家庭・多文化(国際結婚)家庭、▲最近1ヶ月の間に気分がダウン気味だとか、憂うつだとか、希望がないなどと感じたことがある人、▲最近1ヶ月の間に何事にも興味が湧かないとか、楽しいと感じない人、▲妊娠中の飲酒(妊娠中に平均週2回以上)、▲喫煙者などの項目のうち1つ以上該当する場合は持続訪問サービス家族(MECSH 家族)に分類されます。
持続訪問サービス家族は、妊娠20週目から児童が満2歳になるまで看護婦が、▲妊娠20~40週目(毎月3回)、▲児童0~6週目(毎週5回)、▲児童7~12週目(2週間に3回)、▲児童13~26週目(3週間に4回)、▲児童27~52週目(6週間に4回)、▲児童53~104週目(2ヵ月に6回)を基準として最低25回訪問しながら妊婦と児童の健康状態をチェックします。
その他、複合的な問題を抱えている集中サービス家族には看護婦ではなく、小児科・精神保健専門医が外来及び入院サービスなどを支援します。
妊婦・乳幼児家庭訪問健康管理事業を実施する自治区は、江北区(カンブクグ)の彌阿洞(ミアドン)など、銅雀区(トンジャクグ)の舎堂洞(サダンドン)・舎党1洞(サダン・イルドン)・上道3洞(サンド・サムドン)、江東区(カンドング)の江一洞(カンイルドン)で、7月の第2週目から看護婦の家庭訪問が始まります。皆さんが払っている税金が、未来の世代(次世代)を育てる大切な資金として使われています。^^