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希望日記

  • [朴元淳の希望日記200] ソウル市のウェブサイトと提案システム

  • 希望日記 SMG 1,481
         現行の法令の枠内では今すぐに実現することが困難な、法令や制度の改善などの課題を掘り出し、ソウル市が提案する改善案を紹介した、『より良いソウルのための法令・制度改善提案 – 変えよう。希望へ!』を発刊しました。

          ソウル市のウェブサイトや提案システムには、市民のみなさんが普段感じている、様々な不満や苦情、改善を望むことがらだけでなく、市政に役立つアイディアなどたくさんの意見が投稿されています。しかし、このような意見や要求に満足のいく結果を出すためには、まだまだ克服しなければならない課題がたくさんあります。

          例えば、子どもが生まれた家庭に支援する出産奨励金制度がありますが、現在の出産奨励金は地方自治体の条例に基づき、各自治体の財源から支給されているため、同じソウル市民でも地域によって支援額が異なっています。不公平感が感じられるとの意見があります。また、各種届け出先について、出生・死亡・転入届などは洞住民センターで受け付けるのに対し、婚姻届は区庁でなければ受け付けられないなど非合理的であり、不便を感じる方もいらっしゃったかと思います。

          短期間で法令や制度を変更することは難しいですが、市民の意見を集めた上で国会や中央政府に協力を求め、少しでも改善できるよう継続して建議していきたいと思います。非合理的な法律や制度が改善され、みんなが満足できるソウル市に変わっていくよう、努力したいと思います。

          今回発刊した本は、硬く難しいイメージの法令や制度の内容、行政用語などを一般の人々でも簡単に理解できるよう、様々なストーリーを盛り込んで紹介しています。さまざまな課題別に、みなさんの意見を吹き出しに書き込み、泣いている市民の姿や笑っている市民の姿を通じて、どのようなことが問題となっているのか、解決のための方策にはどのようなことが有効なのかが、一目でわかるようにしました。そのために、インフォグラフィック(infographics)を使用し、複雑なデータを視覚化して気軽に情報がわかるように構成しました。

          『変えよう。希望へ!』は、ソウル市のウェブサイト(http://gov20.seoul.go.kr/)で確認できます。また、ソウル図書館の「ブックストア」のほか、市民聴の「ソウル本屋」、政府刊行物販売センター、大型書店で購入できます。

          皆さんの期待に応えるソウルになるようさらなる努力をいたします。市民のみなさんの声が政策となる、より良いソウルを作っていきます。